Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

TALISMAN

TALISMAN(Sweden/瑞典)

#1213 / TALISMAN / 1990

★★★★

Talisman (320x319)

ベースのマルセル・ヤコブ(故人)がインギーのバンド時代の盟友を集めて結成したバンドです。ヴォーカルにジェフ・スコット・ソート、キーボードにマッツ・オラウソン(故人)という布陣。インギーのようなネオクラシック路線ではなく北欧メロディックロックを演ってます。このメンツからすると少々おとなしい気もするね。インストでヤコブが主張する程度かな。それにしても…ジェフ・スコット・ソートは好きなヴォーカリストなんだけど、ここでの歌唱はイマイチだと思う。若さゆえかちょっと線が細く、別人かと思ってしまいました。ボートラとして収録されているライブはイマイチのクオリティ。ヤコブのベースはライブだと目立ちまくり。VAN HALENの“Ice Cream Man”を演ってますけど。だったらIRON MAIDENでしょ!?



#1844 / TALISMAN / 1993

★★★★

Talisman genesis

これまたZEROコーポレーション。ちなみに主な所属アーチストだと…SAVATAGESYMPHONY XNIGHT RANGERFAIR WARNINGあたりが有名どころでしたが、それ以外にも例えばKINGSTON WALLとか、新人発掘にも優れたレーベルという印象でした。さてジェフ・スコット・ソートと、インギーやJOHN NORUMとの仕事で知られるマルセル・ヤコブ(2009年45歳で自殺してしまいましたね)が2枚看板のバンドです。今回は盟友マッツ・オラウソンは参加せず。ギターがOPETHのフレドリック・オーケソンに交代した2ndアルバムです。最初に聴いたTALISMANであり、コレが最高傑作でいいと思う。この北欧風味は…強いて言うならインギー師匠の路線なんだけれど、前作ではイマイチだったジェフのヴォーカルがとにかくいいんだな。生々しい音像と相俟って結構アグレッシブ方向(というほどではないけど)にシフトした印象だ。ヤコブのベースがところによりビリー・シーンしてる(笑) ”Addicted to the Rush”そっくりな曲まであって、サビに至るまでMR.BIGのカバーなんだなと疑わなかったほど。ここまでやるとリスペクトを飛び越えてパロディだ。オーケソンも巻き込んで、控えめなポール・ギルバートとビリー・シーン的なことも演ってます。



#2184 / HUMANIMAL / 1994

★★★★

Talisman humanimal

前作発表後の来日公演でドラムを叩いていた元TREATのジェイミー・ボーガーが正式メンバーに加わった3rdアルバムです。アルバムタイトルはHUMAN+ANIMALでしょうね。ジャケのゴリラパワーを借りてヘヴィ路線にシフトチェンジ。これはマルセル・ヤコブが言い出しっぺでしょう。哀愁の北欧メロは何処へ。1曲目のヴォーカル・エフェクトも良くないね。迫力を出すためだろうが、ことジェフに関しては逆効果と思われる。1曲目だけだったからよかったけど。2曲目のタイトルチューンはヘヴィさとファンクの塩梅がよろしい。聴き進むうちに持ち味のファンク要素が出てくるのが救いだったりする。ヘヴィよりファンクの方がジェフらしくていい。バラード曲”Since You’ve Gone”は砂漠のオアシス、素晴らしい。続くポップナンバー”My Best Friends Girl”も一服の清涼剤。というわけで、全部が全部ヘヴィってわけじゃないけれど、私も含めコレを聴いて遠ざかったファンは少なくないでしょう。まあ逆パターンもあるのが世の常。今作が気に入って遡ってみたらガッカリという人もいるよね。さすがにクオリティは高いです。メンバーのテクニックは折り紙付きですから。ただ、タリスマンに期待する音じゃなかったということ。北欧の人たちにも、いろいろな考えがあるわけだ。同じことをやりたくない人、単純に売れ線狙い、いずれも真っ当な理由だと思います。



#2328 / LIFE / 1995

★★★★

Talisman life

ご存知イングヴェイ道場出身の、ジェフ・スコット・ソートとマルセル・ヤコブ率いるバンドの4thアルバムです。前作のヘヴィ路線に違和感を感じて卒業しようと決めたのですが、何しろジェフの歌が好きなもので、ついつい買ってしまったというわけ。当然、2ndの路線に戻るのではとの期待もありましたよ。結果として、願いは半分叶ったといったところでしょうか。ヘヴィさは減退、北欧哀愁メロは微増、そして大きな割合を占めるのはファンキー要素かな。嫌いじゃないです。何よりジェフの歌唱スタイルに合っているから。UKの黒人R&BシンガーSEALのカヴァーも特に違和感ない仕上がりだもの。実力を発揮しているのはジェフだけではなく、ヤコブのベース(「ヤコブの梯子」みたい笑)もブリブリ主張しています。主役の一人であることに間違いはない。やっぱこうでないと。オープニング曲”Tears in the Sky”で、前作でも演っていたギターのフレドリック・オーケソン(クリストファー・アモットが脱退していた時期のARCH ENEMYに参加。今作で脱退。その後CLOCKWISEやTIAMATを経てOPETHに加入)と奏でる高速ユニゾンは、MR.BIG(US)のポール・ギルバートとビリー・シーンの二番煎じみたいだが、まあカッコいいから許すとしよう。ジェフ絡みのレビューは毎度同じ結論に落ち着いてしまいますが、とりあえずジェフが歌っていれば楽しめる体質です。



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