Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

NIGHT RANGER

NIGHT RANGER(US/米)

#215 / MIDNIGHT MADNESS / 1983

★★★★

Night Ranger midnight madness (320x320)

バンドデビューの時期がMTV時代に突入していると、良くも悪くも、音と映像がセットで記憶に残っています。ブラッド・ギルスのアーミングとトム・ワトソンの8フィンガー奏法の対比は、実に華がありました。この2枚看板に、Vo&Bのジャック・ブレイズと、Vo&Dsのケリー・ケイギーという、歌えるベーシストとドラマーがいるのも強みでした。軽快なアメリカン・ハードロックをジャックが、バラード系はケリーが担当するという分かり易い図式。シンプルに、速い曲でドラマーが歌うのはしんどいから?そう考えると、TRIUMPHのギル・ムーアは凄いな。加えて、徐々に作曲能力を発揮することになるアラン・フィッツジェラルドの存在も重要だね。というわけで、イチオシは2ndアルバムにしてみました。何たってオープニング曲の”(You Can Still) Rock in Amarica”(全米51位)が好きだから。持ち前のアメリカンな曲調に2人のギターが炸裂する、ナイト・レンジャーというバンドの魅力が集約された名曲です。映画のサントラに使用された”Rumours in the Air”や、”Why Does Love Have to Change”、”Chippin’ Away”もいいね。あとは全米5位を獲得した”Sister Christian”、同14位の”When You Close Your Eyes”を収録。しかしこれらのヒットが、不本意なバラード・バンドのレッテルを張られるきっかけになるとは、まあ売れたんだからいいじゃないか。ナイト・レンジャーは1stと2nd、百歩譲って3rdまでという意見が多いと思う。個人的には4th収録の“Color of Your Smile”とかも好きですけど。



#451 / DAWN PATROL / 1982

★★★★

Night Ranger dawn patrol 2

衝撃の1stアルバムです。今作制作途中、ブラッド・ギルスはオジー・オズボーンのツアーに参加していました。そう、ランディ・ローズの代役として。ツアー終了後、直ちにレコーディングに参加、その2か月後にリリースされました。その際バンド名もNIGHT RANGERに改められました。とにかくオープニングチューンの“Don’t Tell Me You Love Me”に尽きます。これは衝撃的でしたね。新たなギターヒーローが2人同時に登場したぞと。2曲目の”Sing Me Away”もシングルヒットしました。あと個人的にはラストの”Night Ranger”も好きだな。総合力では2ndに軍配を上げますが、こちらにはファーストインパクトという伝家の宝刀があるからね。まあ甲乙つけ難いってのが正直なところ。ぶっちゃけてしまうと、明るめのアメリカンハードロックはあまり好物ではないのですが、最初の2作は我ながらよく聴きましたな。そういえば、大学時代に所属サークル内のバンドがコピーしてたけど…さすがに無理があったよね。ボーカルはともかく、ギター2人が可哀相だったな。ところがですよ、こういう場合結構高い確率で、言い出しっぺはギターだったりするんだな。あるある(笑)



#2177 / 7 WISHES / 1985

★★★★

Night Ranger 7 wishes

西海岸出身、LAメタルムーブメントとデビュー時期が重なる、ブラッド・ギルス(アーミングの鬼)とジェフ・ワトソン(エイトフィンガー奏法)という二人の個性派ギタリストを擁するバンドの、全米トップ10入りを果たした3rdアルバムです。当時このアルバムはスルーしていてエアチェック音源を聴いたのみ。その時にオンエアされた、”Sentimental Street”(全米8位)、”Four in the Morning”(19位)、”Goodbye”(17位)とタイトルチューンが当然印象深いアルバムですが、聴きどころはこの辺りで概ね間違いなさそう。”Night Machine”のバッキング・ボーカルに、MOTLEY CRUEのヴィンス・ニールとトミー・リーが参加しているらしいけど、だから何だって話。今思えば、バンドの全盛期は意外と短かったね。バラード系のシングルが売れたことで、そのイメージが植え付けられてしまったのが一因とか。ハードドライビングな曲がなくなってしまった。88年に5thアルバムをリリース前にアラン・フィッツジェラルドが脱退、翌年にはジャック・ブレイズも脱退したことで、ハンドは活動停止します。96年に再結成。97年98年とゼロ・コーポレーションからアルバムをリリースしましたが、レーベルの事業撤退とともにバンドもフェイドアウトします。しかしその後も、ジェフ・ワトソンが脱退した代わりとしてレブ・ビーチが参加したり、何だかんだで12thアルバム(2021年)まで制作するしぶとさを見せている。



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