KINGSTON WALL
KINGSTON WALL(Finland/芬蘭)
#690 / KINGSTON WALL / 1992
★★★★★

北欧のバンドが何故中近東旋律を取り入れちゃったのでしょうね。西アジアとヨーロッパは…近いな!
ジャケはアラビアンナイトな雰囲気ですが(たしかにあからさまにそういう音階を使った曲もあるけど)アラビアを全面的に打ち出してるわけじゃないからご心配なく。怪しげなパイプと煙に魅力を感じてのコンセプトって気がする。根本的にはサイケでスペーシーなトリップミュージックかね。独特の浮遊感(ファズやリバーブの塩梅?)にまんまとハマってしまいその後ⅡもⅢも買ったとさ。
アルバム3枚を残して中心人物(Vo & G)が自殺してしまったのが実に残念です。
#919 / Ⅱ / 1993
★★★★★

更に磨きがかかった2ndアルバムです。1曲目~4曲目まで前半の流れに死角無しでございます。エクセレント!トリオという点ではDIZZY MIZZ LIZZYと目指すものが同じだったかもしれないね。とにかく、NEOサイケとでも呼べそうな独自性は魅力的です。1stのインパクトも結構なものだったから、2ndでコケても不思議じゃなかったけど…確実にグレードアップしてきたところが凄いじゃないすか。フィンランドというか北欧所縁のメロディにも一切抜かりなし。喧しさには天地ほどの差があれど同郷?のSENTENCEDにそのスピリッツが継承されていると感じるのは私だけでしょうか?つーか根っこが一緒なんだね。DNAに刻まれてるに違いない。ジャケ手抜きじゃん(笑)