LYNCH MOB
LYNCH MOB(US/米)
#2089 / LYNCH MOB / 1992
★★★★
ジョージ・リンチとDOKKENの盟友ミック・ブラウンのバンド、その2ndアルバム。シンガーが交代。加えてプロデューサーもマックス・ノーマンからキース・オルセンに。キースが手掛けた作品で個人的に注目したいのは…FLEETWOOD MAC「FLEETWOOD MAC」、FOREIGNER「DOUBLE VISION」、RICK SPRINGFIELD「WORKING CLASS DOG」、HEART「PASSIONWORKS」、WHITESNAKE「WHITESNAKE」、OZZY OSBOURN「NO REST FOR THE WICKED」、SCORPIONS「CRAZY WORLD」あたりでしょうか。アルゼンチン出身の前任シンガーは、QUEENSRYCHEとのツアーでジェフ・テイトに威嚇されたのが原因で辞めたとか(笑) そもそも評判が良くなかったらしいから真相は分からない。今回のシンガーは個性に乏しいがエモーショナル系で声質もいいと思う。どことなくアクセル・ローズに似ているかも。問題なのは曲だね。平均点はクリアしていても決め手に欠ける。グルーヴ一辺倒と思いきや”Dream Until Tomorrow”などDOKKENみたいなアメリカンな楽曲も混在している点はいい。ジョージも”Cold Is the Heart”など長尺ソロを一応聴かせてくれている。QUEENの”Tie Your Mother Down”をカバーはジョージらしいギターソロが聴けるなかなかの仕上がり。