Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

FLIED EGG

FLIED EGG(JPN)

#605 / ドクター・シーゲルのフライド・エッグ・マシーン / 1972

★★★★

Flied Egg (320x318)

もちろんリアルタイムで聴いたアルバムじゃありません。何年か前に日本の古いロック(古くてもニューロックとは此れ如何に)バンドのCDが廉価版で再発された時に数枚購入したうちの1枚です。コレは当たりでした。メンバーはギターが成毛滋(あのGRECOレスポールの)でベースが高中正義(あのYAMAHA SGの)でドラムがつのだ☆ひろ(あの“メリー・ジェーン”の)なんだよ。歴史上の人物の集まりみたいでしょ!? 前身バンドのストロベリー・パス(こちらも同時に購入)で若かりし頃の高中正義にベースを弾かせるって構図です。成毛先生については…とりあえず日本のロックギタリストの草分けであるってこと。ついでにブリジストン石橋会長の孫だったりもする。さて高中を巻き込んだ今回のバンド、プログレ風味は確かにあるけどそれほどじゃないね。未だそれ以前のサイケロック(アートロック)の領域に留まってる。その点ブリティッシュロックより遅れてたのは致し方ないでしょう。ドイツではクラウトロック、日本ではニューロックと呼ばれていた時代でまだまだ発展途上だったみたいだね。ゆえに、ロック先進国の楽曲を確信犯的にパクる方向性はアリだと思う。間もなく解散してしまう経緯からしても、ちょっとしたお遊び感覚なバンドだったのかもしれないね。“tarkus”→樽カス→桶カス→“oke-kus”だもの。個人的にはつのだのヴォーカルがイマイチだ。どうした柳ジョージ。



#1376 / グッバイ・フライド・エッグ / 1972

★★★★

Flied Egg good bye (316x320)

日比谷野音での解散コンサートのライブとスタジオ録音を収録した変則盤であり2ndアルバムにしてラストアルバムです。ライブは迫力があって良いです。概ねCREAM風でしょうか。ストロベリー・パスの曲でそれぞれのソロパートがあり、特に成毛先生は気持ち良さそうに弾きまくってます。72年当時は第一人者だったんだなあと改めて思わせる。一方スタジオ録音は先生のオルガンが登場するので多少なりともプログレッシブな方向性です。とはいえオリジナリティはほぼ皆無。ゆえに楽しみ方としては元ネタの探求ということになりますね。古き良き時代のブリティッシュロックの要素を咀嚼しきれず甘噛み状態で吐き出してるから分かりやすい。難易度低めのクイズだから多くの人が楽しめるわけ。お気に入りは“Out to the Sea”だな。導入からKING CRIMSON丸出しで清々しい(笑) 歌のパートはWISHBONE ASH節が炸裂。最後に盛り上がれば“Phoenix”だったのに、盛り上がらずに終わります。ヴォーカルは誰でしょう?5曲目は例によって柳ジョージらしいが、この曲はつのだ☆ひろなのか?この曲に限らずハーモニーはURIAH HEEPの手法を導入。成毛先生は、ライブのソロパートでも披露しているようにミック・ボックスのワウの使い方が好きなんだって。要するにURIAH HEEPはお気に入りってことね。



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