Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

BLACK SABBATH

BLACK SABBATH(UK/英)

#24 / VOL 4 / 1972

★★★★★★★

Black Sabbath vol

「SNOWBLIND」というアルバムタイトルになりそこねた大好きな4thアルバムです。同タイトルの曲も収録されているのですが、コカインについて歌ったモノだったため(実はメンバー全員が薬物を使用しながらのレコーディング)、もめ事を避けるためにアルバムタイトルにしなかったとのこと。一般的にはサバスの功績はドゥーミーな時代にあるとされていますな。フォロワーもたくさん生まれたし、現在でもサバス・チルドレンはたくさんいるから。でもね、個人的には妙なホップさが加味されたこのあたりにハマったんですね。ポップだと言い過ぎかもしれませんが、親しみやすい明るさの中に独特の不穏な空気を纏ってる感じなんだよ。もちろん、お馴染みオジーのダブルトラックのヴォーカルも一役買ってます。歌の上手さじゃなく個性的な声とキャラクターで一流ヴォーカリストの仲間入りをしちゃったんだから、凄いよね~。トニー・アイオミのギターも絶好調だ。音色も含めこのリフなくしてサバスは成り立たないでしょう。よく聴くと結構な特徴を持ってるのが分かりますよ。リフばかりで意外と注目されませんが、ソロにも必殺パターンがあるんだね。ディオやらギランやらコージーやら大物在籍時代もありますが、それはちょっと切り離して考える必要がありますね。確かにディオ時代の作品もいいですよ。でもね、BLACK SABBATHOZZY OSBOURNEなんですよ。コレに関して異議を唱える人はいません。サバスはあの粘着質の声じゃないとダメでしょ。本格派のヴォーカリストは似合いません。ジャケのシルエットはもちろんオジー様です。メロトロン炸裂バラードの“Changes”は名曲ですが、オジーの声じゃないと成り立たないのだ。この時代、カギはバラードかもしれないね。



#91 / SABBATH BLOODY SABBATH / 1973

★★★★★★★

Black Sabbath sabbath bloody sabbath (320x320)

シンセやオーケストラをガッツリ導入(リック・ウェイクマンもお手伝い)した5th「血まみれの安息日」です。なので、プログレ的展開も特徴と言えるでしょう。薬漬けで曲が作れなかった時にアイオミが絞り出した一つのリフ(タイトルトラック)から始まったらしいよ。「ブラック・サバスを救ったリフ」と呼ばれているとか。まあ、それほどまでに切羽詰っていたという事なんですね。「アイ・アム・オジー」にその辺のエピソードが書かれてますので、気になる人はぜひ読んでください。以上のように、薬物を乱用していた時期にもかかわらず、このアルバムも素晴らしいです。個人的には一番好きな時期だな~。サバスをルーツに持つバンドは多いよね。ヘヴィ・メタルはBOC(Bump of Chickenじゃないぜ。Blue Oyster Cultね)から始まったらしいけど「ヘヴィ」に関してはサバスが元祖じゃないでしょうか。現代のドゥームメタルとかストーナーロックとか、いまいちピンとこないけどね、とにかくサバスのこの音楽がルーツになっているのですよ。ちなみに…最初に聴いたのはリアルタイムの7thでしたね。次が師匠経由で入手した4thと5thか。で、8thとディオの9thが続いて…後追いで1st~3rdと6thを聴いたと記憶しています。デビューからリアルタイムで聴いてたわけじゃないから、1st~3rdよりも「Vol.4」とコレが大好きです。6th~9thも当然好きですけどね。



#153 / TECHNICAL ECSTASY / 1976

★★★★★

Black Sabbath technical ecstasy (320x320)

サバスの真髄は1st~3rdと言われているにもかかわらず…まだ紹介する順番がまわってこないね。好きな時代を紹介し終えるまでちょっと待ってくださいな。先に聴いたアルバムの方がどうしても思い入れがあるからさ~、今回もコレってことになっちゃいました。ハードロックに目覚めた青春時代ど真ん中、ヤングジョッキー・ハードロックベスト20の12位にランクインしたのがサバスでね、渋谷氏がオンエアした“You Won’t Change Me”(名バラードです。“Changes”より好き)が収録されてる7thというわけさ。そういう思い入れが加わったりして、個人的名盤の誕生となるわけですな。ビル・ワードが歌った“It’s Alright”もいいんだよ。素朴なヴォーカルで、ビートルズの雰囲気が漂ってるね。とどめの一撃は“She’s Gone”で決まりでしょう。ん?ソフトな曲ばかりだね。つまり、そういうアルバムなのです。よって今回もキーボードとストリングス・アレンジを導入。意外にもジャケはヒプノシスです。余談ですが…高校時代に組んでたバンド名はECSTASYでした。このアルバムタイトルが関係してたかは不明。ベースの「ろんり」のアイデアだったハズ。元気かい?



#224 / HEAVEN AND HELL / 1980

★★★★★

Black Sabbath heaven and hell (320x320)

My favorite SABBATH is not Ronnie Iommi but Ozzy Iommi!オジーが抜けたBLACK SABBATHにRAINBOWを辞めたロニーが加入するの巻です。ウルトラC級の移籍に嬉々としたわけですが…確かにいい作品だし、よく聴いたけどね、コレはもはやSABBATHではなくDIOだね。アイオミが居るからサバスと言えるか?イヤイヤ、アイオミ色希薄ですからね。すっかりディオ色に染まっとります。その点はさすがだと思う。影響力が凄いわ。“Neon Knights”に“Children of the Sea”に“Heaven and Hell”に“Die Young”だよね。悔しいけどハマったな~。ロニー亡き今、このジャケに描かれた堕天使たちをどう捉えたらいいのでしょう…。真ん中がロニーで右はコージーかな。「天国と地獄」でタバコ吸いまくりつつギャンブルに興じてる?「こっちじゃいくらタバコを吸ったって声に影響はないのさ!」的な(笑) ちなみにこの天使のジャケはBLUE OYSTER CULTの「タロットの呪い/AGENTS OF FORTUNE」を描いた人の作品だそうですよ。



#280 / BLACK SABBATH / 1970

★★★★★

Black Sabbath (319x320)

衝撃のデビューアルバム「黒い安息日」です。ジャケも凄いでしょ。実在の水車小屋だそうですよ。恐いね~。2月13日(金曜日)にリリースされました。更には、ほとんど一発録りらしい!歴史的作品だから聴いとかないといけません。ダーク&ヘヴィの原点とされてます。自分で実際に聴いて検証してください。とやかく言うのは聴いてから!とりあえずコンセプトの勝利ってことじゃないかな。雰囲気は抜群ですよ。スローなリフもオジーの呪文(笑)もインパクトあるもの。では改めてメンバー紹介…蝙蝠の歌~オジー・オズボーン、誘いのギター~トニー・アイオミ、あやかしのベース~ギーザー・バトラー、酔いどれのドラム~ビル・ワード。by人間椅子



#430 / MASTER OF REALITY / 1971

★★★★★

Black Sabbath master of reality (320x320)

名曲“Children of the grave”を収録した3rdアルバムです。初期のヘヴィ路線と名作「Vol.4」との間の作品だけに音楽性もそんな感じ。ゆえに外せないぞ、と。指の問題もあり、ダウンチューニングを試みた作品だそうですよ。アイオミが唯一作詞した曲“After Forever”もコレに収録されています。麻薬系の“Sweet Leaf”にインストの“Embryo”も印象深いです。ラストの“Into the Void”もね。ジャケはキーフらしいけど…これは誰でも作れそう(笑) 当然のように「I am OZZY」買ったよ。これは面白かった。デビュー前のエピソードも、デビュー後のエピソードもいい。もちろんサバス以降の話もあるし、オジーを知らないとキツイかもしれませんが、同世代のハードロック好きにはおすすめです。ヤングジョッキー世代は必読と言っておきます。



#518 / PARANOID / 1970

★★★★★

Black Sabbath paranoid (320x320)

タイトル曲(コンパクトな普通の曲でサバス色は希薄だったのが良かったのかもね)やへヴィロックアンセムの“Iron Man”や“War Pigs”を含む出世作2ndアルバムです。この音楽スタイルで全英ナンバーワンですぜ。その時蹴落とされたのが「明日に架ける橋」だってんだから凄い出来事じゃないすか!アルバム全体の雰囲気は間違いなく初期のサバスのそれ。暗黒系でございます。このアルバムをベストに挙げる人も多いでしょう。元祖ドゥームですから。何しろ“Hand of Doom”って曲まであるもんね。ロード・ウォリアーズの入場曲としても有名な“アイアンマン”ですが…アメトーークのハードロック芸人の企画で盛り上がってましたね。蛍ちゃんはふざけ過ぎだったけど、知らないんだからしょうがない。ベタだけど面白かった。第2弾はあるかな。ジャケはキーフですよ。「WAR PIGS」というアルバムタイトルになりかけたジャケです。



#641 / NEVER SAY DIE! / 1978

★★★★★

Black Sabbath never say die (320x319)

ブラック・サバスの誕生は古い。8歳の時だから…せいぜいアニメのソノシートなんかを聴いてた時期だもんね。歌謡曲すら興味があったかどうか微妙ってくらい昔なのさ。だから…年齢的にサバスのアルバムでリアルタイムど真ん中は7th「TECHNICAL ECSTASY」とこの8thとロニーが加わった9th「HEAVEN AND HELL」になっちゃうわけね。サバスの真骨頂といえば1st~3rdだろうし、大好きなのは4th・5thだけど、すべて後々遡って聴いたものばかり。ゆえに一般的には評価が低いこのアルバムも個人的には思い出深い作品なのでした。カセットテープに落としてヘビロテだったら誰だってそうなっちゃうよね。前作に続き今回もジャケはヒプノシス。何とキーボードにはドン・エイリー。ビル・ワードのヴォーカル曲あり、レアなトニーとギーザ―のバッキングヴォーカルもありで何だか楽しそうなんだけども…オジーは脱退してソロに転向してしまうのでした。



#760 / SABOTAGE / 1975

★★★★★

Black Sabbath sabotage (320x320)

オジー時代のサバスはすべて必聴なのです。この6thアルバムは他の作品に比べると印象が薄いんだけど…好きだね~。挟まれてるんだから当然だけど『SABBATH BLOODY SABBATH』と『TECHNICAL ECSTASY』の中間路線という雰囲気が堪らんのです。サバスの特徴の1つに4thあたりから始まったリズムチェンジの妙ってのがあると思うんだけど、そんなプログレッシブさが炸裂した1枚になってます。“原子心母”の如き合唱も聴けるんだよ。個人的には不評のジャケも…裏ジャケを確認して「なるほどね」と少し納得できるかも。昔は「URIAH HEEPの方がいい」なんて言ってたけど間違いだった。この歳になるとどっちもいい!そもそも何故この2バンドを比べたんだろうか。ツェッペリンとパープル、サバスとヒープ、勝手にライバルと決めつけてたのか…



#1024 / MOB RULES / 1981

★★★★

Black Sabbath mob rules (315x320)

ロニー・アイオミの2作目10thアルバム「悪魔の掟」です。酔いどれのドラム・ビル・ワードがアルコール中毒で離脱、DERRINGER のヴィニー・アピス(カーマインの弟なんだな)に交替しました。“ネオンの騎士”みたいな曲“Turn Up the Night”で始まるこのアルバムですが、雰囲気は前作に似てますがアレほどのインパクトは無いです。つーかね、やっぱりディオ臭が強すぎてさ、コレはサバスじゃなくてディオなんだよね。ギターソロだけがサバスを主張しているのも前作同様で、さすがアイオミなんだけど。“南十字星”がハイライトですね。この曲の序盤、御大が喉を絞らずに歌っているのが新鮮です。スターズの冒頭でも少しだけ披露したアレの拡大版。この後はイアン・ギランとグレン・ヒューズのDEEP PURPLE組が参戦してくるんだよ。どうなっちゃうのサバス!



#1897 / LIVE EVIL / 1982

★★★★

Black Sabbath live evil

「MOB RULES」(ロニーが加入して2作目)後のツアー音源を収録した実況録音盤。オリジナル2枚組。サバスのライブといえばまずは「LIVE AT LAST」を紹介しなければならないところですが、大幅追加盤「PAST LIVES」と迷った挙句、面倒だからロニー・サバスのこれにしてみました。オジーには申し訳ないが許していただきたい。ドラマーはヴィニー(お兄ちゃんはご存知カーマイン)アピス。収録曲はロニーが参加した2枚からと、定番のサバスソングがおよそ半々という構成。聴きどころはロニーのヴォーカルということで間違いないが、特にオジーの曲(定番の”N.I.B.”や”Black Sabbath”や”War Pigs”や”Iron Man”や”Paranoid”や”Children of the Grave”ですな)がロニーの声で聴けるってのがミソだね。個人的には「MOB RULES」の曲を4thや5th辺りの曲と差し替えてくれたら最高だったけど。最後に5thの”Fluff”が収録されているものの、エンディングテーマ的な短縮ヴァージョンで残念。ロニー御大は、今作レコーディングにおいて勝手にヴォーカルの音量を上げて揉めたという伝説を残して脱退。アピスを引き連れDIO結成へと動くのでありました。



#2027 / FORBIDDEN / 1995

★★★★

Black Sabbath forbidden

18thアルバム。「TYR」時のメンバー、アイオミ、トニー・マーティン、コージーとニール・マーレイで制作されました。キーボー、アイス-T(特攻野郎Aチームじゃないよ。彼はミスター-T)がゲスト参加。このアルバムを最後に…いや最後じゃないんだけれど…2013年にオジーとギーザ-が復帰したアルバム13がリリースされるまではサバスの最終作だったのね。らしくないアルバムということであまり評判は良くないらしい。メンバーがメンバーだけにね、誰のアルバムなんだって気がしないでもない。アイオミのいかにもサバスなリフは数曲で聴かれる。オープニング曲のイントロとか。”Rusty Angels”のリフは、らしからぬフレーズが逆に印象的だったりして。ギターソロも然り。トニーの声がそもそもオジーではなくロニーだから、HEAVEN AND HELL感もあるね。10曲目なんかはそのテイストの典型でしょ。もはやSABBATHなのかRAINBOWなのかDIOなのかって感じ。ロニー御大の呪縛だね。そこにコージーのドラミングとくればレインボー感が強まること必至でしょ。”I Won’t Cry for You”はDIOの曲みたいだが、ギターソロはすぐにそれとわかるアイオミ印で素晴らしいです。



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