MASTERPLAN
MASTERPLAN(Germany/独)
#2071 / MASTERPLAN / 2003
★★★★
2001年にHELLOWEENを脱退したローランド・グラポウ(G)とウリ・カッシュ(D)が結成した第2のハロウィンのデビューアルバム。元バンドには負けられねえってことで招集されたメンバーは…シンガーにヨルン・ランデ。ベースは半分グラポウが兼任。その他ゲスト扱いで、鍵盤にヤンネ・ウィルマン(CHILDREN OF BODOM)、グラポウの残り半分を担当するベーシストは知らない人、そしてマイケル・キスクが1曲歌って華を添えております。元HELLOWEEN組が3名かかわっているとなれば、ファンは否が応でも盛り上がるって話だね。まあ概ね想定内のジャーマンメタルが展開されている。曲に面白味がないとしてもだ、ランデの歌唱が総てをねじ伏せる。今作での歌唱は総じてパワフル系なんだけど…それは持てるポテンシャルの一部に過ぎず、これだとアンディ・デリスと変わらないような気がしないでもない。2ndアルバムでは少し幅が出たが、やっぱり北欧バンドのメロを歌っているランデが好きです。ヘヴィすぎるのか、メロが足りないのか、ジャーマン度が低めに感じられる点HELLOWEENとの差別化が…。プロデュースがアンディ・スニープだからか!? キスクが歌う”Heroes”が一番良かったってのが古くからのファンの正直な感想です。