Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

LIONSHEART

LIONSHEART(UK/英)

#346 / LIONSHEART / 1993

★★★★

Lionsheart (320x320)

一発屋のどでかい一発「獅子の咆哮」です。このデビュー作を奇跡と言わずして何と言う。元GRIM REAPERONSLAUGHTのスティーブ・グリメット(Vo)のバンドと思いきや、実はオワーズ兄弟(双子:ギタリストとベーシスト)との2枚看板でした。バンドの中核3名が獅子座ということでLIONSHEARTというバンド名になったらしいです。グリメットはONSLAUGHT同様いい仕事をしてる。私の知る限り(たいして知らんけど)これがベストパフォーマンス。ブルージーな歌唱はデビカバとは似て非なるもの、凄まじいパワーです。スクリームも強力だ。これだけでも十分聴き所に成り得ますが、それに負けず劣らずのギタープレイが拍車をかけるわけ。ギターの音が大きめなのもいいね。総じて大英帝国の気品を漂わせつつ、硬質でパワフルというブリティッシュHM作品に仕上がりました。オープニングの”Had Enough”で掴みはバッチリ。ギターのハーモニー(一人のはずですが)も素晴らしい。イチオシは”Portrait”で決まり。6分半超でも長さを感じさせない完成度。他にも”Ready or Not”、”Can't Believe”、”Good Enough”(MR. BIGみたい)など、”Going Down”(カバー)を除く及第点以上のオワーズ作品が堪能できます。しかし、今作リリース後、LILLIAN AXEのツアーに参加するため、ギタリスト&ベーシストのコンポーザー兄弟が脱退し、バンドも壊滅状態に。語り草になるほど悲惨だったらしい来日公演は、2人が脱退後に行われたもの。結果として兄弟のベストパフォーマンスも今作ということになってしまった。LILLIAN AXEに加入するわけじゃないなら脱退しなくても良かったのにね。今作を超える作品は難しいかもしれませんが、グリメットと別れてしまったのは残念でした。



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