Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

井上陽水、吉田拓郎、小室等、泉谷しげる

井上陽水、吉田拓郎、小室等、泉谷しげる(JPN)

#109 / クリスマス / 1976

★★★★★

井上陽水 クリスマス (320x320)

陽水関連というかしげるちゃん関連というか、フォーライフ設立1周年を記念した今作も間違いなく青春の1ページ、このタイミングで紹介するのがベストではないかと。ご存知フォーライフ設立メンバーの4人が集ったクリスマスアルバムです。とりあえず楽しげでアットホーム(長男等、次男拓郎、三男陽水、末っ子しげる…陽水としげるは同い年)な雰囲気が最大の持ち味でしょう。まさにFor Lifeですね。何がどう結びついているのか記憶が曖昧なんだけど、高校時代にO君が喫煙で謹慎になったのを思い出すアルバムなのね。もしかしたら謹慎中にタバコの差し入れに行った時に聴いたのかもしれない…違うかな。O君経由で知ったアーティストは、主にO君が所属していたバンドのコピー曲だったりする。四人囃子、STYX、ARB(これはコピー曲じゃないな)、ハルヲフォン(これはまた別のバンドか)…意外と少なかった(笑) 四者四様の楽曲が絶妙なバランスで構成されています。役割が明確なのがいいね。どっしりと構えて安心感を与える小室、リーダーシップを発揮して皆を纏める拓郎、兄の庇護のもと自由を謳歌する陽水と泉谷という構図。間もなく亀裂が入り、兄弟同士の確執が生まれたりしましたが、4人が元気なうちに続編を熱望する。2026年が50周年の節目だから期待しよう。ちなみにこのアルバム、ジャケが5種類あるんだとか。当時はカセットテープだったからどんなジャケだったか覚えてません。今回載せたのは再発盤のものみたい。再発で人名表記も順序が変わったらしいよ。どっちにしてもしげるちゃんは最後なんだね(笑) 景気づけのオープニングにはご存知”赤鼻のトナカイ”、泉谷らしい脱力~ダミ声の歌唱。続く滝廉太郎の”お正月”は、挨拶がわりの拓郎。そして陽水の”夏願望”がひときわ素晴らしい。翌年10thシングル(4曲収録)としてリリースされたのも頷ける出来です。長兄が歌うのは讃美歌2編第219番”O HOLY NIGHT”で、もちろん聞き覚えがある歌ですが、小室の日本語英語が染みます。拓郎が歌う”街を片手に散歩する”は泉谷の作品、歌唱指導があったのか、泉谷っぽい(拓郎の十八番でもある)我鳴り声。そのものズバリの”クリスマス・ソング”は小室のオリジナル。味わい深いとしか言いようがない。泉谷の”冬を走る君”、短いながらも泉谷らしさが弾ける。スタンダードの”WHITE CHRISTMAS”は陽水が、同じく”GREENSLEEVES”は小室が担当、で、なぜかBOB DYLANの”BLOWIN’ IN THE WIND/風に吹かれて”を拓郎が歌ってるんだが、コレってクリスマスソングなの? 泉谷の”PA! PA! PA!”はブレることなき泉谷節で、それに繋がる”きよしこの夜”では、楽し気なレコーディング風景が切り取られている。「ほ~しぃは~、光っちゃう♪」で拓郎爆笑。その拓郎が、こちらもご存知讃美歌112番”諸人こぞりて”で引き継ぐ。そして陽水が、”夏願望”と対を成す”メリー・クリスマス”で、ちょっと寂しい歌詞を歌って聖夜の終わりが近づいたことを知らせます。ちょいちょい顔をだす泉谷のハモりがね、特徴がありすぎて邪魔かも。特に陽水との相性は悪い(笑)。ラスト、兄弟全員で富岡正男作詞・作曲”今日のわざ”をアカペラ四重唱で披露、大団円を迎えます。ちなみにキーが高い順に、陽水>しげる>等>拓郎 とのこと。
♪今日のわざ すべて終え 静かなる 夜となりぬ
やすらかに(父よ) すこやかに(母よ) 守らるる(つつがなく) この幸(いませや)
我がつとめ 明日もつくさん 真心もて 一すじに
父上よ(空とおく) 母上よ(微笑みて) つつがなく(星一つ) いませや(光りぬ)
今日のわざ すべて終え 静かなる 夜に祈る♪
おやすみなさい



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