Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MONTROSE

MONTROSE(US/米)

#168 / PAPER MONEY / 1974

★★★★★

Montrose paper money (320x320)

ヴァン・モリソンやエドガー・ウインター等と活動していたギタリスト、ロニー・モントローズのバンドです。ボーカルはサミー・ヘイガー、後にデイヴ・リー・ロスに代わってVAN HALENに加入する人ですね。ドラマーはデニー・カーマッシで、GAMMAでもロニーと行動を共にし、後にHEARTで有名になって、WHITESNAKEにも加入する人。そしてベースには、後にNIGHT RANGERで鍵盤を担当するアラン・フィッツジェラルドという、この筋ではスター揃いのメンツでした。プロデュースはテッド・テンプルマン。さすがに皆若かったから、ロニーもサミーも元気溌剌ですよ。若いって素晴らしい!この名作2nd「灼熱の大彗星」には、当時のギターキッズであれば間違いなくリフを弾きたくなってしまうHRアンセム”I Got the Fire/灼熱の大彗星”と、郷愁を誘うバンド随一のバラード”We're Going Home”(これも邦題があったような…”家路”だったかな?)という名曲が収録されています。特に後者、メロトロンをフィーチャーしたこのバラードはロニーが歌ってるんだけど、頼りなげな感じが曲調とよくマッチしていて素晴らしいの一言に尽きます。イントロの何気ないコード弾きをきくだけで、ゾクゾクしちゃうね。曲調に似つかわしくない音数の多いギターソロも印象的で、当時の記憶がブワーっと駆け巡る特別な1曲なのです。最初に聴いたのは、やはり師匠経由だったのかな。これら突出した2曲以外もいいんだよ。まずは、ピアノとメロトロン(かと思ったらこの曲にメロトロンのクレジットはないね。シンセあるいはエフェクト処理された何らかの音と思われる)が雰囲気を醸す、ローリング・ストーンズのカバー”Connection”ですが、原曲とは全く異なるアコースティック・スロー・アレンジが秀逸、原曲を知っていても「え?」というレベルで、個人的にはアルバム中で3番目に好きです。いかにもロニーらしいフュージョン系インストの”Starliner”が第4位かな。オープニングのポップチューン(テッド・テンプルマンがらみのカバー曲)以外は概ね良好。これだって、収録位置によってはアリ(A-1以外ならどこでも)だけどね。バンドとしての本領はB面でしょう。突出2曲以外も、後のGAMMAに通じるものがあったりするし、サミーのパフォーマンスが素晴らしい。とにかく70年代のハードロックが好きなんですね。ヘビメタではなくハードロックの時代。理由は、音の隙間を感じられるところかな、80年代に入ると音が濃密になってくるからね。サミーはアルバム2枚を残し、ソロ活動を経て、VAN HALENに加入します。ぶっちゃけサミー加入後のVAN HALENはほとんど聴いていません。ヴァン・ヘイガーじゃん!などと馬鹿にする始末。我々世代にとって、サミー・ヘイガーはモントローズのシンガーであり、VAN HALENのフロントマンはダイヤモンド・デイヴなのだ。



#378 / MONTROSE / 1973

★★★★

Montrose (319x320)

ロニー・モントローズがサミー・ヘイガーを起用した自身のバンドの1st。師匠の提案で“Bad Motor Scooter”をコピーしましたな。いつかまた演りたいね。73年だからね、そりゃあ古臭い雰囲気はあるけど、そこがいいじゃないの。当時としては最先端のアメリカンハードロックだったと想像できます。元モントローズとして出世?する人が多いのもロニーの功績になるのかな。VAN HALENのサミーを筆頭に、2ndと3rdに参加の鍵盤もイケるベースのアラン・フィッツジェラルドはGAMMA~サミーやロニーのソロにも参加。そしてNIGHT RANGERにキーボードで参加!ドラムのデニー・カーマッシはGAMMAを経てHEARTへ!凄いでしょ!?





#778 / WARNER BROTHERS PRESENTS...MONTROSE! / 1975

★★★★

Montrose warner brothers presents (320x315)

2012年3月3日ロニー・モントローズが亡くなったそうです。訃報を受け1st~4th+ロニーの1stソロの廉価版5枚セットを買ってみました。モントローズの3rdは聴いたことがないと思ってたわけ。ところが#1と#6と#9聴いたことがあるじゃん!ありがちな曲で確信は持てないけど多分#3も聴いたことがある。しかも数十年ぶりだ。めっちゃ懐かしかったよ。知ってるのが3~4曲となるとヤングジョッキーではなさそう。エアチェックか!?師匠経由の可能性も高い。当時コストパフォーマンスの関係でTDKの60分テープを愛用してて(エアチェックが多かったから)そこに例えばアルバム1枚録ってもらうと(当時のアルバムのトータルタイムは40分前後が主流)20分程度の空白が生まれるわけ。師匠はそこに色々録ってくれてたんだね。もしくは師匠お得意の「モントローズ・ベスト」的なカセットテープを借りたのかも。GAMMAのテープを借りたのはハッキリ覚えているだけに…この線が濃厚か?よって個人的には世間の評判は知ったこっちゃねェ思い出深いスペシャルなアルバムだという結論になっちゃうよね。



#779 / JUMP ON IT / 1976

★★★

Montrose jump on it (320x320)

4thで一応のラストのはずだった「反逆のジャンプ」。良くも悪くも物議を醸した有名なジャケはヒプノシスです。何の工夫もない2ndのジャケがコレだったら完璧な名盤になってたのに。惜しい!サミー・ヘイガー脱退後の3rdに引き続き後任ヴォーカルはボブ・ジェームズという人ですが特に違和感なく溶け込んでると思います。時折マイルス・グッドウィンに似てるからその瞬間だけは「いいじゃん」と思えるけど…アルバムとしてはあまり面白いとは言えないかも。この機会に紹介しておかないと永遠に…という気がしたので先日のGREAT WHITEに引き続きモントロー ズ連チャンとなりました。ともかくジャケは歴史的な1枚。裏ジャケは当然「ケツ」だよ(笑)



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