Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

W.A.S.P.

W.A.S.P.(US/米)

#394 / THE CRIMSON IDOL / 1992

★★★★

W

ワスプとは「White Anglo-Saxon Protestantの略。アングロサクソン系+新教徒の白人で、アメリカ社会の主流を成す典型。」ではなく、股間にノコギリを纏ったあの大男たちのバンドだよ。“Stars”でも結構目立っていたブラッキー・ローレスとクリス・ホルムズだね。過激なパフォーマンス、ワイルドなエピソード、派手なルックスから勝手に期待したのが間違いだった。そこにキャッチ-な楽曲という荒業(笑)。結果的にこのミスマッチが斬新だったりしたわけですが、狭い了見しか持ち合わせていない当時の自分にとっては背信としか思えず…借りてきたレコード(1st「魔人伝」)を一応録音してみたものの、速攻で「重ね録りの刑」に処してやりましたわ。それはもう健全なロックでガッカリした記憶がある。で、それ以来W.A.S.P.とのお付き合いは無くなったのだが…CD時代になって、好意的なレビューから久々に聴いたのがこの5thアルバム。前作リリース後にホルムズは脱退、今作はW.A.S.P.名義ではあるものの、その実ブラッキーのソロアルバムだそうです。皮肉なことに、架空のロックスターを主人公とした素晴らしいコンセプトアルバムに仕上がっております。ラス前の”Hold On to My Heart”が特に印象的だったな。2018年に「リアイドライズド盤」てのがリリースされました。リ・レコーディング+元々収録予定だった未発表曲を追加した2枚組とのこと。これは聴いてみたいね。



#1956 / THE HEADLESS CHILDREN / 1989

★★★★

W

シリアス路線に移行した4thアルバムです。ジャケに描かれた「無力な子供たち」…オズワルドとルービー、ヒトラー、スターリン、アミン、KKK…意味深長でいいよね。脱退したドラマーの代役はQUIET RIOTのフランキー・バネリ。LAメタル・ファミリーは仲がいいのだ。ゲスト鍵盤にケン・ヘンズレー参戦。その他知ってる名前は…”Thunderhead”という曲で、当時クリスの彼女だったリタ・フォードがバッキングVo.(掛け声みたいなパート)に名を連ねてる。リタを含め10名参加してるんだけども(笑)。今作は何らかのコンセプト・アルバムでしょうか?冒頭から似通った曲調が続くのが気になる。テンポが同じだからかな。歌詞を理解できればまだしも、聴き込まないと曲の判定が難しいね。ジャケから推察するに、作詞に注力した結果か?ブラッキー節ではあるのだが、もうちょいメリハリがほしかった。特にサビメロがね、ワンパターンに聴こえてしまうのは歌い方によるものか?”The Real Me”はTHE WHO(「四重人格」収録)のカバー。ヘンズレーの貢献度が顕著なアルバムかと思われるが、次作を聴いた後だとね、諸々物足りなさを感じてしまう。限りないモノそれは欲望~♪でございますな。



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