SZUTERS
THE SZUTERS(US/米)
#2126 / AMERICAN POP / 1998
★★★★
前身バンドの結成は84年らしいので結構なベテランです。ズーター兄弟のバンドだから心機一転ズーターズにしたんだね。カナダのサンタース兄弟が思い浮かぶ。ズーターズとサンタース、84年にデビューしていたらバンド名だけで話題になったてたかも。こちらの兄弟はそれぞれギター・ボーカルとボーカル・ギター。同じようなものだけど、どっちがメインかって話ね。リード・ボーカルはシェアしてますが、結局のところ2人でハモるコーラスがウリになってる。この手の音楽に合った声質だ。リードギターは一人が担当、お兄ちゃんかな、知らんけど。デビューに力を貸したポール・ギルバートが3曲でプロデュース、1曲だけリードギターという形で参加した2ndアルバムです。ポールが好きそうな音楽で、さすがにギターがカッコいいな。コンパクトでツボを得たソロだけでなくリフも素敵です。BEATLESというかやっぱCHEAP TRICKの流れを汲むパワーポップですね。バラードなんかもあったりして。大トリの”リック・スプリングフィールド・ソング”では、歌詞の最後にロビン・ザンダーの名前が登場します。リスペクトでしょうか。再結成後もバンド名を変更している兄弟。執着がないというか、ズーターズで良かったのに。