Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

SLADE

SLADE(UK/英)

#76 / THE AMAZING KAMIKAZE SYNDROME / 1983

★★★★★

Slade the amazing kamikaze syndrome (320x320)

66年(まだBEATLESの時代)結成、69年(KING CRIMSON元年)レコードデビューというとんでもない古株バンド。70年代初頭にはグラムロック・ブームの代表格としてすでにヒットを飛ばしていたのですが…ハードロックじゃなかったから当然のように縁がなかったのね。なので今回紹介するのは、それまで目もくれなかったのに偶然聴く機会が訪れた11thアルバム「神風シンドローム」です。従来のファンからすると微妙な作品なのかもしれませんが、スレイドに対する印象がガラッと変わりました。ちなみにQUIET RIOTが同年リリースの「METAL HEALTH」で“Cum on Feel the Noise”をカバーしてバカ売れしまして、それがきっかけでスレイドが見直されることとなり、ちょうど時期が被った今作がアメリカで売れた作品だそうです。売れたからこそ聴く機会が巡ってきたってわけ。聴かせてくれたのは古いロックに詳しかったT君だったと記憶しております。“Run Runaway”のようなグラムな雰囲気の曲も残しつつ、コンセプトアルバムの様相を呈したプログレという感じすら漂う素晴らしい作品です。個人的にはMYCHAELの「NEON DREAMS」と、いい意味で印象が被る作品になっている。“Ready to Explode”という大作もございます。その大作に続く秀逸バラード“C’est La Vie”が特に素晴らしいです。グレッグ・レイクのそれとは同名異曲ですが、声で聴かせるレイク作品に対してメロで勝負する本作という感じ。同じくバラード曲の“My Oh My”もいいですな。ジャケも印象的でいいと思うけどね、「神風」の意味がどういう風に伝わっているのか心配になる(笑) そのせいもあってか今作は翌年、タイトルを「Keep Your Hands Off My Power Supply」に変更して再発売されました。合わせてジャケも差し替え。ノディ・ホルダーのフロントマンとしてのカッコよさはさておき、バンドのブレーンはベースほかバイオリン、キーボー、ギターを担当するマルチ・プレイヤー、ジム・リーで間違いないでしょう。



#1489 / THE SLADE COLLECTION 81-87 / 1991

★★★★

Slade 81-87 (320x320)

1969年にアルバムデビューしている古株ロックバンドです。時代が時代ゆえ、とりあえずビートロック及びサイケロックな路線でスタートを切りましたが、間もなくグラムロック路線を打ち出して成功するのでした。その立役者はマネージャーのチャス・チャンドラー。アニマルズのベーシストからジミ・ヘンドリックスのマネージャーに転身した人なんですね。スレイドは彼に見出され、彼の指導によって人気者になったわけ。なんだけど…個人的にはポップすぎてね、積極的に聴くタイプの音楽じゃなかったから自然とスルーしていたらしい。おそらく自分の周辺にも聴いてる奴はいなかったよね。さて“Run Run Away”で幕を開ける便利なベスト盤です。ただし81年以降というアメリカで売れた時期のベストなので人を選ぶベストでしょうか。個人的には全く問題なし。いちばん好きな“C’est la vie”から“My Oh My”あたりがやはり素晴らしいです。その他合唱できるバラード系とグラム系の楽曲で構成されており、皆がブギ―バンドに期待している定番感と同じものが感じられます。本国ではライブバンドというイメージで捉えられているであろうことはインナーのフォトショットから推察されます。ライブを引っ張るのはノディ・ホルダーですね。彼をリスペクトするミュージシャンは多いらしいよ。BUSTERのギタリストも彼の揉み上げを真似たらしいし(笑) ライブは別として、スタジオ作品に関してはジム・リーのソングライティングがバンドの肝だと再確認できます。



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