REPTILIAN
REPTILIAN(Sweden/瑞典)
#2165 / CASTLE OF YESTERDAY / 2001
★★★★
MAJESTIC関連バンドのデビューアルバムです。MAJESTICの1stで歌っていたヨナス・ブルム、ベースにヨナス・レインゴールド、ドラマーも元MAJESTIC、ギターはヨナス・ブルムがMAJESTIC以前に座席していたPOLE POSITIONのラッセ・ブクィスト、キーボーはヨナス・ブルムの弟、他1名という布陣。基本は、ジャーマン由来の疾走系ネオクラシカル、スリリングな曲展開に北欧美旋律というパターン。この手のバンドでは欠かせないリード楽器のギターと鍵盤が大活躍です。元バンドのMAJESTICと比較すると、ギターと鍵盤の露出の比重が逆転した感じかな。ギターソロパートは思ったより長い。鍵盤は元々クラシックのコンポーザーという肩書き通り、バロック風の音色などをアクセントにしており、リチャード・アンダーソンよりもアンドレ・アンダーセンが想起されました。4曲目はピアノを弾きまくっているところへギターも参戦するインスト。シンガーのためのバラードもあります。一番印象的だったのは、やりそうでやらないタイトルチューンのリフ。フレーズ自体は珍しいものではないけれど、通常コレを歌のバッキングにする発想はないかなと。バンドは2002年に2ndアルバムを、2004年にEPをリリースして、事実上解散した模様。ジャケはRHAPSODYを手掛けた人。