PINK CREAM 69
PINK CREAM 69(Germany/独)
#1498 / PINK CREAM 69 / 1989
★★★★

メロディックロックという認識だったのであまり真剣に聴いたことがなかったアルバムでしたが、これはいいね。グラムロックという括りもあるようだけど、それはどうだろう。まあカテゴライズは置いといて…まずはアンディ・デリスの独特な歌メロがいいです。変化球的歌い回しが新鮮だ。HELLOWEENに加入した時はがっかりしたものだが、引き抜かれるだけあってやっぱ只者じゃなかったんだね(笑) シンガーとしてというかメロディメイカーとして素晴らしいと思う。ただし、HELLOWEENはダメだ。マイケル・キスクの後釜としては違和感ありまくりだったもの。メロもこのデビュー作で枯渇したって話もあるね。で、デリスと並んでいい仕事をしているのがギタリスト。リフもソロも中々にトリッキーに弾きまくってる。知名度はベーシストのデニス・ワードの方が上だけどね。冒頭の“Take Those Tears”と“Sugar for Love”で、これはいいアルバムに決まりです。ちなみに2ndはイマイチでした。シンガーがデヴィッド・リードマンに交替後のも1枚聴いてみましたが、悪くはないけどずいぶんヘヴィになってたよ。