BLOOD CEREMONY
BLOOD CEREMONY(Canada/加)
#1717 / BLOOD CEREMONY / 2008
★★★★
シンガーの女性がフルートとオルガンも担当する、ほぼほぼワンマンバンドなんでしょうか、古き良き時代のサイケ(DOOM)魂が炸裂するデビューアルバムです。スタイルが古すぎて衝撃を受けました。いい意味でね。リー・ドリアンのレーベルからリリースされていると知ってなるほど納得。歌詞は黒魔術とか怪しげなものが題材らしいから、その点はBLACK SABBATHリスペクトなんでしょうね。実際サバス風のリフも随所に聴かれます。フルートは…言わずと知れたイアン・アンダーソン師匠リスペクトだろうか。60年代から70年代といえば、ちょうどその頃、コンサートをキャンセルしたタルの代わりオジーがサバスをねじ込んだみたいなエピソードが「アイ・アム・オジー」にあったかも?とりあえずいいアルバムだけどね、難癖つけるとしたら女性シンガーかな。ヴィジュアルは魔女っぽくて良いです。フルートもオルガンもいい。しかしだ、黒魔術がどうのと言ってる割に歌唱は普通。となればオジーに倣ってヴォーカルをダブルトラックにでもすればよかったんじゃないか。