Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

FOGHAT

FOGHAT(UK/英)

#134 / LIVE / 1977

★★★★★

Foghat live

名作と言われるライブ盤の特徴は、スタジオ録音ヴァージョンを凌ぐ名演が収められていること。まあ凌いではいなくてもだ、せめてスタジオ盤にはない熱気みたいなものを伝えてくれないとね。歓声が被せてあればいいってもんじゃないぜ。RUSHみたいにスタジオ盤と区別できないようなパフォーマンスも、それはそれで凄いと思うけど、期待しているものとは少し違うかも。年齢を重ねたプログレバンドが、全盛期と遜色のない演奏を聴かせたりするし。ライブ用のアレンジだったり、何なら細かい間違いとかあってもいいし、リズムが少々走り気味でもいい(コレは嫌かな)から、特有の熱気を帯びていてほしい。あとは、まあこの頃のライブであればたいてい当てはまりそうだけど、映像は残っておらず、音源しかないこと。もちろんブートレッグは除外する。「フォガット・ライヴ」(原題は潔く「LIVE」)も間違いなくそんな一枚ですね。72年にデビューして、6枚の作品を発表した後にリリースされた1stライブです。ハードブギーの真骨頂ここにありの今作が、フォガット史上一番売れたらしいね。LYNYRD SKYNYRDBLACKFOOTのUSサザンロックもいいけどね、今宵はハードロック寄りのUKブギーと洒落込みましょう。熱量はそんじょそこらのハードロックバンド以上だよ。高校時代「“ハニーハッシュ”の歌詞を耳コピ」という暴挙(笑)の思い出も込みで、強く印象に残っている実況録音盤の傑作です。“Fool for the City”、“Home in My Hand”、“I Just Want to Make Love to You”、“Road Fever”、“Honey Hush”、“Slow Ride”の全6曲という潔さ!各曲の尺がまあまあ長いってのもありますが。名盤ゆえ「フォガット・ライヴ+1」なんてのも出ましたが、プラスされたのは”I Just Want to Make Love to You”のシングルエディットらしいから、特に買い換えるまでもないね。そして、今作リリース30周年記念の「LIVEⅡ」にも興味はあるものの、その前にリリースされた「Road Cases」や「キング・ビスケット・ライヴ」を聴いた限りでは、あまり期待できそにない。何しろ全盛期から30年経っているわけだから。



#423 / FOOL FOR THE CITY / 1975

★★★★

Foghat fool for the city (320x319)

フォガット・ライブ収録曲で言うと“Fool for the City”と“Slow Ride”が入ってる5thアルバムです。最初に聴いたのが「FOGHAT LIVE」だからどうしてもその収録曲が基準になっちゃうのは仕方ないのね。というか…名作ライブ収録曲以外はあまり胸がときめかない体質になっちゃってるわけね(笑) “Slow Ride”のスライドギターはライブを超えるすさまじさです。ロバート・ジョンソンのカバー“Terraplane Blues”も収録。ラストは洗練された「らしくない」路線。でも1stのエンディングもそうだったね。意図してやってるな!? ライブを除けばコレがフォガットの最高傑作ということでいいでしょう。STATUS QUOと並び称されるハードブギ―が炸裂しているので間違いない。この手の音楽は、とにかく元気がでるよね~。気分を高めたいときにはコレだな。フォガットのアルバムで真っ先に思い浮かぶ風変わりなジャケに写っているのはドラマーのロジャー・アール。イギリスからアメリカに拠点を移し、NYのマンホールに釣り糸を垂らして何を釣ろうとしているのでしょう?裏ジャケではメンバーその他がマンホールに集まってます。



#1048 / FOGHAT / 1972

★★★★

Foghat foghat (320x320)

バンド名は「fog」と「hat」でFOGHATだそうです。霧の帽子…造語ね。元SAVOY BROWNの3人にロッド・プライスを加えた4人組。最初に聴いたFOGHATは“FOGHAT LIVE”でした。よって俺たちのフォガットはライブで決まり!ハニーハーッシュ!ライブバージョンが頭に焼き付いてるからね、スタジオ盤には物足りなさを感じてしまうのです。少々ラフな感じの方が魅力的なのだ。スタジオの音は綺麗すぎるのさ(笑) オープニング曲“I Just Want to Make Love to You”(カバー曲。ROLLING STONESもカバーしてる)はライブ盤に入ってる曲だから文句なし!イントロのギターの掛け合い(ロンサム・デイヴとロッド・プライス)からワクワクしますな。ヴォーカルはエフェクトで歪んでるし。ツインギター炸裂でFOGHATの魅力が凝縮された代表曲でしょう。他の曲はそれなりの出来ですが、締めくくりだけは変化球。最後の最後もバグパイプが鳴り響いてます。俺たちイギリスのバンドだぜ~と。トッド・ラングレンがプロデュース?



#1256 / ENERGIZED / 1974

★★★★

Foghat energized (320x320)

名作LIVEで演奏されている“Honey Hush”と“Home in My Hand”のスタジオヴァージョンが収録されている3rdアルバムです。ファンキーな曲やウエストコースト系やロックンロールもありますが、ここで聴かれる他のハードブギ―曲もまた切れ味抜群であります。全部聴いたわけじゃないけども、LIVE以前にリリースされた6枚はどれを聴いても間違いないでしょう。けどね、毎度同じコメントになってしまいますが、やっぱりこのバンドのハイライトは「LIVE」なわけよ。だからと言って最初にその名作を聴いちゃうとスタジオ作品がちょい物足りなく感じてしまうし…逆はもう経験できないから何とも言えないし…どうしましょ?よし、こうしよう。ライブと同じ曲順でスタジオバージョンを並べて編集するってのはどうだろう。これは楽しめるかもよ。ん?そうすると…スタジオ盤を4~5枚ゲットすることになるんだね。私はあと1枚で実行できますけど。



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