Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

CAIRO

CAIRO(US/米)

#829 / CAIRO / 1994

★★★★

Cairo (320x320)

デビュー・アルバム「砂の時」です。アラビアンな導入部に期待が膨らんだが…聴き進んでいくと結局マグナ・カルタなんだなあという感想に行き着く。確かにMAGELLANともSHADOW GALLERYとも違ってる。ジョン・アンダーソン+キース・エマーソンみたいなことになってるけど…どうも好きになれないな。疑似グレッグ・レイクなシンガーが多いUSプログレなのに、なぜよりによって高音シンガーなのかと。せっかく疑似キース・エマーソンがいるのに、ハマらんわ~。(真相はキーボー&ヴォーカルで同一人物みたい。そりゃ仕方ないわな)コーラスワークを駆使したテクニカルロックとしては秀逸なんだけどね、情緒というか風情というかわびさびというか、その辺りの欠落に物申したい。つまりNEO USプログレはプログレじゃないんだな。紛らわしいからプログレという単語を使わないでほしい。プログレハードもちょっと違う気がする。ハードポンプというのはどうだろう?まあとにかく、爽快な歌メロはあれど胸を打つ歌メロはほぼないね。そうだね、こうなったら古き良きプログレに思いきり寄せていく方向性で。同時期にたくさんリリースされていたトリビュート・アルバムなんかは楽しめたからね。



#1739 / CONFLICT AND DREAMS / 1998

★★★★

Cairo conflict and dreams (320x318)

マグナ・カルタ第三の刺客、ジョン・アンダーソン系高音ヴォーカル(というほどクリスタルヴォイスではないが)とキース・エマーソン系キーボー・オルガンを擁するUSプログレバンドの2ndアルバムです。前述2個性は同一人物によるもの。そして今回ベーシストが交替しています。前作と比べてギターが前面に出ているあたりはSHADOW GALLERYに倣っての方向転換でしょうか。つまりはDREAM THEATERに倣ったと言いたいところだが…基本的にはキース・エマーソン・リスペクトだからね、どうしたってギター主導の楽曲にはならないわけで、ハードエッジなギターリフ曲なんてのは存在しません。キーボー、オルガン主導曲の中、ギターがメリハリを与える構図。あくまでも露出が増えたということであり中心ではありません。でもね、このギターがいい。結構激しく弾きまくる場面もあるけど、個人的に食いついたのは、時にアンドリュー・ラティマーを彷彿とさせるメロを奏でるところ。実は前作でもそう思ってたのね。CAMELフレーズに聴こえるのは私だけかもしれないが。ハイライトはラスト16分弱曲”Valley of the Shadow”でしょうか。キース・エマーソン流キーボーロックの中を余裕のあるギターが盛り上げる様がいいね。ラス前のオルガンロックもいい。2001年リリースの3rdは未聴ですが、どうやらそれが最終作らしいです。だったら聴いてみるかなと。



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