Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

DREAM THEATER

DREAM THEATER(US/米)

#78 / IMAGES AND WORDS / 1992

★★★★★

Dream Theater images and words (320x320)

メタル系の新譜を全く聴かない時期があったんだよ。理由はハッキリと思い出せないんだけども、おそらくLP→CDの移行期あたりに原因があったような気がする。様子を見てたというかね、創刊以来購読していたB誌も買わなくなってしまったのさ。もっとも1年にも満たない期間だったと思う。そんなある日、師匠から聴くよう勧められたのがこの2ndアルバムでした。師匠曰く「聴いた方がいいよ。エラいコトになっている!」と。聴かせてもらうとなるほどエラいコトになっていた。B誌のレビューをチェックするまでもなくCD即買いでしたわ。ここまでメタル寄りのプログレハードは新鮮だったな~。それまでプログレハードといえばRUSHだったけど、RUSHに無いアグレッシブさが同居している点、かなりの衝撃を受けました。師匠はジョン・ペトルーシのフルピッキング高速フレーズにやたら感心しておられましたな。デビュー作から色々あって、3~4年間とにかく練習して腕を磨いたらしいじゃんか。凄いよね。BOW WOWの合宿エピソードが思い浮かびます(笑) かくして、このアルバムがきっかけとなり、途中踏み外してしまったメタル道にめでたく舞い戻ることができたのでした。そして現在に至るまで多少のブレは否定できないながら、年相応に邁進し続けているというわけ。この後しばらくの間ドリムシを追いかけてみたわけですが、「メトロポリス・パート2」を除いては、残念ながら今作に比肩する作品は見当たらない気がする。



#185 / METROPOLIS PART2:SCENES FROM A MEMORY / 1999

★★★★★

Dream Theater metropolis pt2 (320x320)

冒頭のPINK FLOYD的な雰囲気に一発でやられてしまった5thアルバムです。これは凄いアルバムだ、とその時点で予想できるほどのオープニング曲だ。これがバンド初のコンセプト・アルバムだということは、聴き進むうちに分かってきます。ストーリーアルバムとなれば歌詞世界も堪能したいところだけどね、まあその辺りは解説にざっくり目を通す程度にとどまっています。ぶっちゃけ音だけでも十分満足できますよ。タイトルから想像できるとおり、本作は2ndアルバム「Images and Words」収録曲“メトロポリス”の続編として製作されました、全編にわたって歌詞や旋律が同曲を下敷きにしたものとなっているそうです。ライブではこのコンセプト・アルバムが完全再現されました。アルバム丸ごと完全再現、コンセプト作品をリリースしたバンド間でこの時期流行ってたよね。ペトルーシのギターは好きだけど、ラブリエの声は正直そうでもないんだなコレが。ポテンシャルは確かに凄いと思う。が、個性という点では個人的に微妙なラインなんだな。しかし!このアルバムではそんなことは気にならない。それどころか今作に於けるラブリエは好きです(笑) このアルバムにまつわるエピソードをひとつ…このCDを聴きながらバーベキュー会場に向かっている時、鬼石町に入ったくらいのタイミングだったと記憶しているが、5月3日なのに雹が降ったんだよ。助手席にはタジが乗っていましたな。



#1729 / WHEN DREAM AND DAY UNITE / 1989

★★★★

Dream Theater when dream and day unite (320x320)

チャーリー・ドミニシがシンガーを担当した唯一のアルバムです。「Images and Words」前夜の音楽が堪能できるデビュー・アルバムです。3曲目のインストを筆頭に、長尺の曲が並ぶ後半戦に次作の雛形が垣間見える。ペトルーシのフル・ピッキング高速フレーズも聴ける。音質に多少の軟はありますが、他のシュラプネル作品に比べるとマシに聴こえる。ドミニシもシュラプネル系のよくいるタイプのシンガーとは違うし、ラブリエを知らなければ結構な衝撃作だったんじゃなかろうか。と想像するしかないのは、コレを聴いたのが傑作2ndの後だったから。アレを聴く前ならガッツリ喰いついたに違いないだろうなと思われる。アグレッシブなプログレハード路線はバンドの初期でしか聴くことができないからね、シンガーは違えど重要なアルバムではないかと。このあとシンガーがジェームズ・ラブリエに交替して更に強力な布陣に、そして鍛錬に鍛錬を重ねて傑作を創り出すと。



#1939 / LIVE AT THE MARQUEE / 1993

★★★★

Dream Theater live at the marquee

ファーストライブはトータル47分ほど。LP時代ならまだしも、CD企画では短いってことになりますが。「IMAGES AND WORDS」ツアーのライブだからセットリストもそういうこと。惜しむらくは当日の演奏を完全収録していない点。前出アルバムを完全再現しているらしいので誠に残念。”Metropolis PartⅠ”で始まり”Pull Me Under”で締めくくる。中盤に登場するオリジナル・アルバム未収録の”Bombay Vindaloo”が印象的。インド風音階の中、ペトルーシのテクが炸裂するインスト曲。EU盤では”Surrounded”のところが日本盤では”Another Day”に差し替えられている気遣い。さすが分かってらっしゃる。マイアングのベースも、ポートノイのドラムも、スタジオ盤に忠実な素晴らしい演奏です。キーボーはケヴィン・ムーアで、特にオープニング曲でのペトルーシとの絡みは、スタジオ録音同様スリリング。テクニック的にどうなのかは分からないが、後任の鍵盤(デレク・シェリニアン、ジョーダン・ルーデス)よりギターとの相性はいい気がする。驚愕のパフォーマンスにロンドンの人たちもぶっ飛んだでしょうな。曲調は異なれど、Mr.BIGのエリック、ギルバート、シーンの完璧さを思い起こす。個人的にはペトルーシのネオクラ系ギターヒーローとは一味違うギターが好き。そして今作で一番凄いと思ったのはラブリエの力強い歌唱。後のライブでは聴けない荒々しさがある。スクリームもある。と感動したのも束の間、大部分のヴォーカルパートはスタジオで別録りしたものに差し替えられてるんだってさ。



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