Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MAGELLAN

MAGELLAN(US/米)

#826 / HOUR OF RESTORATION / 1991

★★★★

Magellan 伝承 (320x320)

ギターヒーロー発掘人にしてシュラプネルの長マイク・ヴァーニーが、新たに設立したプログレ専門レーベル「マグナ・カルタ」の第1弾リリース作品がこの「伝承」です。大きな括りではアメリカ産のNEOなヤツということになるでしょうが、後発組のそれとは確かに違うものがある。コマーシャルなプログレハードではあるけれど、古き良き時代のプログレ魂を受け継いでいるよね。GENESISやEL&PやU.K.やASIAの路線が垣間見える。ポジティブプログレとでも申しましょうか、そこはUSプログレですからKANSASあたりの影響もあるのでしょう。ハード寄りのプログレではあるけど、DREAM THEATERほどハードじゃないよ。ドリムシが前期RUSHだとすればコレは後期RUSHといった趣。UKやASIAのポップ路線がよりハードになった雰囲気かね。80年代のグレッグ・レイクやジョン・ウェットンが歌ってても違和感のない曲調だ。つーか完全に意識してるっしょ!?やっぱり1曲目の大作”Magna Carta“が一番インパクトがあるかな。メジャーに転調するパート等「2112」が思い浮かびましたな。80年代をリスペクトする前にもっと70年代をリスペクトしろっつーの。プログレファンの留飲下がりきらず(笑)



#1737 / IMPENDING ASCENSION / 1993

★★★★

Magellan inpending ascension (320x315)

往年のプログレバンドのギタリストにも、フリップやらハウやらギルモアやらすぐに名前が思い浮かぶ名人がいるけれど、テクニカルというより強い個性で勝負した人たちという印象が強い。それをDREAM THEATER以降のテクニカルでエッジの効いた近代的ギターに載せ替えたのが「大憲章」勢力でした。今回もそれを代表する作品をご紹介、ガードナー兄弟+ゲスト(JETHRO TULLのドラマーとか)のプロジェクト、その2ndアルバム「~受難の未来~」です。まず、ジャケが連作っぽい時点でそそられます。BOSTONのジャケが思い出されるな。長い航海の末にたどり着いた地で待ち受けていたのは…的なやつでしょ!? 肝心の音は、概ねデビュー作と同一路線の煌びやかなプログレハードが展開されており、それを期待するなら安心して聴けます。これが新しい時代のプログレだと主張するには必要十分なアルバムだ。まあユーロプログレ・ファンはちょっとやそっとじゃ納得しないからね、放っておいてくれていい(笑) 自分自身がそういう人間だから、USプログレに過度な期待はしておりません。要するに「これはこれでいい」というスタンスですね。2014年にウェイン(G)、16年にトレント(Key&Vo)と、ガードナー兄弟は相次いで亡くなってしまい、このプロジェクトは幕を閉じます。



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