Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

ANNIHILATOR

ANNIHILATOR(Canada/加)

#334 / NEVER, NEVERLAND / 1990

★★★★

Annihilator never, neverland (320x320)

自分が理想とする究極のヘビーメタルに近いバンドの2ndアルバムです。というか、ギターのジェフ・ウォーターズのプロジェクトみたいなものなんだけど。ヴォーカルがランディ・ランペイジからOMENのコバーン・ファーにスイッチ。ちなみに3rdもまた別の人が歌ってるんだね。更に4thではとうとうジェフが歌っちゃう始末(笑) こうなると完全にソロアルバムですよね。ゲーム音楽を連想させる、どことなく無機質で奇妙奇天烈なリフが個性的で魅力的。稀有なリフメーカーなのは間違いないでしょう。もしMEGADETHの誘いを蹴らなかったらマーティさんとはまた違った意味で凄いことになっていたはずだ。自分主導でやりたい人同士だから、いずれ衝突して脱退する未来が約束されちゃってる気もするけど、1枚くらいなら仲良く作れたとも思われ、どんな作品になったかなと思いを馳せてしまうね。変則リフの応酬が聴いてみたかった。RAGE同様バリバリの現役なので、近い将来に究極型を提示してくれる可能性を期待しております。ゲストを迎えて奇跡の1枚を狙うか、メンバーを固めて段階的に仕上げるのか…ちなみにジェフが歌い始めた4thからはイマイチな作品が続いてますが。



#693 / ALICE IN HELL / 1989

★★★★

Annihilator alice in hell (320x318)

後の作品群に比べるとイマイチ感はあるものの、好きなバンドのデビューアルバムだから外せないでしょ。ギターとベースは全部ジェフが弾いてるらしいです。「不思議の国のアリス」に引っかけたタイトルとホラー調のジャケが素敵だな。ちなみにジャケは3rdまでと7thが連作なのか!? たしかベストアルバムでもコレに関連したジャケがあったね。基本的に好きなバンドだから、随時紹介して参ります。ベイエリア譲りのザクザク・スラッシュ1歩手前の高速リフに、ゲーム音楽の雰囲気を感じているのは私だけでしょうか。メンバーチェンジを繰り返しつつ今も現役で頑張って、とにかくアルバムをリリースし続けてます。そろそろメジャー級のヴォーカリストを加入させて大傑作を作ってみようか。カナダにもたくさんいるじゃんか!リズム隊はスラッシュ畑から招聘だね。2010年に出たライブDVDは素晴らしかったよ。パフォーマンスも音も文句なし。何ならこの面子でイケるんじゃないかい。しばらく続けてみましょうよ。



#951 / SET THE WORLD ON FIRE / 1993

★★★★

Annihilator set the world on fire (320x320)

カナダのスラッシャー(ではなくアグレッシブメタラー)の3rdアルバムです。前作に引き続きカッコいいリフ満載の作品に仕上がりました。そして93年だから音がイイ。硬めの音造りで纏めたあたりは92年のMEGADETH「破滅のカウントダウン」が想起されます。ヒネリの効いた複雑なリフはどことなくデイヴ・ムステインしているかもしれない。かつてMEGADETHに誘われたことがあっただけに何とも言い難い。今回は無名のヴォーカリストがとりあえず歌ってますが特に気にならないから合格かな。ドラマーはマイク・マンジーニ。EXTREMEやSTEVE VAIやMULLMUZZLER(ジェームズ・ラブリエのバンド)を経て公開オーディションでDREAM THEATERに加入した彼ですね。スピーディー且つ音数多めのリフに緩急自在の楽曲群で飽きずに聴ける。相変わらずのゲーム音楽風ソロも冴えてる。中盤のバラードやミッドテンポの曲は中休み以上の役割を果たしてるし締めの2曲は文句なし。これで終わっても良かったが、日本盤にはJUDAS PRIESTの“殺戮のバイブル”のカバーがボーナス収録されてる。出来は普通。ジャケのALICE?も成長してるし…



#1415 / BAG OF TRICKS / 1994

★★★★

Annihilator bag of tricks (320x313)

ほぼリリース順に紹介してきたから4thの番なんだけどね、ジャケの繋がりという視点からコレにしてみました。このパターンだと次は…ライブ盤になるかな。さてこちらの作品は、未発表曲、ライブ音源、リミックス等を集めた変則盤です。歴代ヴォーカリストの聴き比べが醍醐味だ。ランディ・ランペイジが5曲でコバーン・ファーが7曲(このうち3rd収録曲が2曲あるので3代目アーロン・ランドールとの違いを楽しめます)。その他86年ヴァージョン(デモ?)はジェフが歌っているみたい。なんか中途半端なデス声なんですけど。”Alison Hell”は興味深く拝聴しました。ということでベスト盤ではないのでご注意を。前作の“No Zone”と “Brain Dance”が外されたのは残念でした。高速シャッフル?の“Don’t Bother Me”は“Evil Appetite”というタイトルで収録。ANNIHILATORを知りたいなら初期3作、百歩譲って3rdアルバムだけは聴いておきましょう。やっぱジェフのリフはかっこいい。デイヴ・ムステインのアンテナに引っかかったのも頷ける。



#1675 / IN COMMAND / 1996

★★★★

Annihilator in command (320x316)

本来なら先に紹介すべきアルバムがまだありますが、ここまできたらジャケ優先で参ります。アートワークがなんとなく連作みたいな形になってくると、終盤は足枷になったりしてね。どこかで完結させないと収まりがつかないわけ。じき終わりますんでもうしばらくお付き合いくださいませ。予告通りのライブ盤ですけど何か。2つのライブが収録されておりまして、それぞれメンバーが異なり、奇しくも「BAG OF TRICKS」と同様のフォーム。ただ今回は生(ライブ)であるがゆえヴォーカルの力量の差が際立っちゃって…ランディ・ランペイジにとってはありがたくない結果となりました。もちろん勝者はコバーン・ファー。最大のポイントは“Alison Hell”のあそこ。たしかスタジオ盤でも差し替えてるんだよね。やっぱ出ないものは出ないのか。主宰のジェフはそんなことは気にも留めず、自身のプレイの出来で決めたに違いない(笑) 初期のベスト選曲とは言い難いですが、まあ記録だよね。私なんぞはジャケのために買ったようなもの。ガチのイチオシライブは2009年の作品ですが、こちらの音源はぜひDVDでご覧あれ。



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