Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

本城未沙子

本城未沙子(JPN)

#398 / 13TH / 1983

★★★★

本城未沙子 13th (600x591)

LOUDNESS高崎晃がプロデュースした若干17歳長身ラッキーガールの2ndアルバムです。演奏もLOUDNESS(+keyにNOVELAの永川敏郎)が全面バックアップだから曲はラウドネスの如しでグッドなんですがね…絶対的に歌唱力が足りなかったね。直後に樋口宗孝プロデュースでデビューした浜田麻里にあっという間にぶっちぎられましたな。ゆえに聴きどころは楽曲そのものです。デビュー作よりラウドネス色が強いから、ヴォーカル違いのラウドネス若しくはレイジーとして楽しむのが正解でしょう。御用達の貸しレコード屋で借りたアルバムでしたが、コレは結構ハマって愛聴しておりました。ちなみに5Xのジョージ吾妻プロデュースの3rdはポップな方向にシフトしますが、ヴォーカルのキャラクターは本来その路線の方が合ってるかも。ぶっちゃけ麻里ちゃんを追いかける方向性なんだけども。これら3枚をまとめた「魔女伝説三部作完全盤」というのがリリースされていて、コストパフォーマンスという点で断然おすすめ。ボートラのライブ音源はジェット・フィンガー横関敦率いるブロンクスの演奏によるもので、LOUDNESSのスタジオ録音と聴き比べができて面白いです。残念ながらその後のアルバムは未聴ですが、湯浅晋(X-RAY)とか大谷令文(MARINO)とか北島健二(FENCE OF DEFENSE)とか松本孝弘(B’z)らがギターを務めたようですね。とことんラッキーガールだな。



#1352 / MESSIAH'S BLESSING / 1982

★★★★

本城未沙子 魔女伝説 (319x320)

高崎晃プロデュースのデビューアルバム「魔女伝説」です。17歳で魔女って言われてもねぇ。演奏は2nd同様LOUDNESSと永川敏郎が務めております。収録曲の半分を占めるカバー曲が聴きどころになっているゆえ少々微妙な作品ではありますが、日本語詞に訳してみたり大胆なアレンジを施してみたり、亜蘭知子と晃先輩が頑張って単なるコピーでは終わっていないのでそれなりに面白い。曲の出来や音質など2ndには劣るものの、オリジナル曲もレイジーみたいで悪くはないです。何しろLOUDNESSですから。ちなみにカバー曲は…①RIOTの“Warrior”(いい選曲だったがメロの良さを台無しにするアレンジが残念。これじゃあ五十嵐夕紀の”バイ・バイ・ボーイ”(79年)は超えられない) ②CREAMの“White Room” ③PAT BENATARの“暗黒の子供たち” ④RAINBOWの“Lost in Hollywood” ⑤SLADEの“Cum On Feel the Noize”と比較的ベタな選曲となっております。もちろんラウドネスのメンバーがチョイスしたんだよね。。歌はイマイチですが(笑)選曲やらアレンジやら、聴いてる側にも楽しさが伝わってくるアルバムです。



#1512 / THE CRUISER / 1983

★★★★

本城未沙子 the cruiser (300x300)

ジョージ吾妻プロデュースの3rdアルバム「幻想の侵略者」です。「魔女伝説三部作」の完結編とは言うものの、LOUDNESSが関わった前2作とはちょっと路線が違います。「魔女~」と冠するには少々明るすぎやしまいかと思われるLAメタル風になっております。晃先輩からジョージ吾妻にスイッチした時点で想定内ではあった。5Xが演奏を担当するのは言うまでもなく、そこにX-RAYの湯浅晋も参戦してるのがアルバムの目玉の一つでしょう。デビューから参加している永川敏郎も残留。湯浅が弾いてるのはどれだ?結果的にこの路線の方がベターです。“夏は誰も愛さない”なんてキャッチーで素敵じゃないか。(最初は”バス・ストップ”のカバーかと思ったけど)ラウドネス系メタル曲よりヴォーカルの弱点が目立たない気がする。それなりに歌い込んだ結果、単純に歌唱力が上がっただけなのか!? 所詮どんぐりの背比べかもしれないが(笑)パワフルなメタル曲だと持ち前の素っ頓狂な、調子っ外れな側面が強調されるのだと思われます。どうしても下手くそに聴こえちゃう声質、歌い回しの人ってたまにいるよね。未沙子さんは間違いなくその一人です。

本城未沙子 (320x316)

この危うさが聴きたくなったら前出「魔女伝説三部作」がおすすめ。2CDゆえ一番好きな2ndアルバムに当たる部分が2枚に分かれてしまっているのが個人的には残念。アナログ時代のA面B面の入れ替えを思い出したりして。



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