WEATHER REPORT
WEATHER REPORT（US/米）
#2151 / HEAVY WEATHER / 1977
★★★★
名前は知っていてもギターレス（リード楽器は鍵盤とサックス）のジャズだからと敬遠していたジャズ/フュージョンバンドの8thアルバムです。死ぬまで縁がなくても不思議ではない状況でなぜ聴く気になったかというと…きっかけはパット・メセニー同様に「ジョジョの奇妙な冒険」。こちらはエンディング曲に使用されたわけでもなく、劇中登場するスタンド使いおよびスタンドに魅力を感じたからに他ならない。荒木先生が興味を持ったジャズバンドだから聴いてみようかなと。キーボーとサックスは不動のバンドで、ベースとドラム、パーカッションは入れ替わりが激しい。今作はベーシストとしてジャコ・パストリアスが参加して2枚目で、前作では2曲のみの参加だったので今作がはじめてのフル参戦とのこと。ちなみにペルー出身のドラマーは今作のみのメンバーで、リー・リトナーとの仕事で有名な職人、どうやら引く手数多のご様子。1曲目の”Birdland”はジャズのスタンダードになったそうだ。ジャコ・パストリアスによるフレットレス・ベースを使用したピッキング・ハーモニクス、やはりベースが目立つ曲が多い気がする。もっともそれがないとHR耳には楽しみ方が分からなかったりするから助かる。興味はあったわけだから、いいきっかけになった。聴いて良かったよ。
