TODD DUANE
TODD DUANE(US/米)
#2209 / TODD DUANE / 1995
★★★★
GIT出身、シュラプネル系ギタリストのデビューアルバムです。トッド・デューンとの出会いは「OMINOUS GUITARISTS FROM THE UNKNOWN」(‘91)というコンピレーションアルバム。そこに収録されていた”Overload”はアルバムのハイライトとも言えるぶっ飛んだナンバーでした。同アルバムにはSTEPHEN ROSSやRON THALも含まれていました。テレキャスター遣いという点が異色であり最大の特徴です。リアはオープンハム、ネックにはシングルサイズのバータイプハム、なんて勝手に想像していたら、ノーマルのテレキャスだった。たしかにトレブリーな音色だ。ドラマーにはゲイリー・ムーアの「RUN FOR COVER」で叩いてた人が起用されている。変態的なプレイをこれでもかと聴かせてくれるから、まあ飽きなくていいよね。2本目、3本目のギターが普通に登場するし。ファンキー系を主軸として、テクを見せつけられれば曲はどうでもいい感じね、と思いきやギリギリ楽曲として成立しているかな。前出コンピと同様のカントリースタイルの高速チューンだと、11曲目”Schizoid”が近い。コレが最大の持ち味だと思うけど、あまり速い曲に執着はないらしい。そっち系を堪能したいのであれば、ELECTROCUTION 250がお勧めです。