TIMO TOLKKI
TIMO TOLKKI(Finland/芬蘭)
#1625 / CLASSICAL VARIATIONS AND THEMES / 1994
★★★★
STRATOVARIUSのギタリストがドラム以外をすべて担当したマルチなファーストソロ・アルバムです。ドラマーは初期の盟友がヘルプ。ちなみに、この人に代わって加入した後任ドラマーはヨルグ・マイケル(元RAGEやRUNNING WILD他多数)でした。タイトル通りクラシック音楽に拘ったソロ作品なわけですが、ありがちなコンセプトなだけに多少なりとも変わったことをやらないと厳しいわけですよ。“白鳥の湖”等、定番のクラシック曲をやってるけど、総じて刺激が少ないのではないかなと。締めくくりの定番トラディショナル曲“Greensleeves”もごく普通の仕上がり。テクニカルなフレーズでキメるわけでもなく、まあクラシック曲をエレキで弾きました以上のモノではないかな。自らが歌う2曲がSTRATOVARIUSそのもの(バンドには専任ヴォーカルが入ったからソロで歌いましたみたいな。結局歌いたいのかよ)で、ソロのコンセプトからは外れている気がするのだが…こちらの方がむしろ個性的なんじゃないかと思えてしまうほど本編が弱いと思う。