STEVE LUKATHER
STEVE LUKATHER(US/米)
#1582 / LUKATHER / 1989
★★★★
御存知TOTOの有名ギタリストが満を持してリリースした1stソロアルバムです。ルカサーがヴォーカルも担当(そこそこイケてる)しておりますが、個人的にはゲストVoもアリだったと思う。リチャード・マークスが#2に参加してるけど所詮バッキングだし。ゲストの有名どころではエディ・ヴァン・ヘイレンがベースで#1に参加。そのせいか「TOTOのルカサー」らしからぬアメリカンロック曲になってます。ちなみにエディとは、マイケル・ジャクソンの“Beat it”で共演済みの関係。あとはスティーブ・スティーブンスが#3の“Fall into Velvet”に参加しており、割と長いギターの掛け合いが聴ける大作で、アルバム中コレが一番よかったかな。曲の雰囲気もグッド。ただ、このギターの掛け合いこそエディとやってほしかったよね。「スター・フリート」でブライアン・メイとエディが共演したみたいなものが聴きたかった。その他お仲間のデビッド・ペイチがオルガンで、ジェフ・ポーカロがドラムで参加しております。総じてTOTOでは聴けない路線で、アメリカンロックしてるところが新鮮です。ルカサーはそれほど弾いてるって印象はありませんが、とりあえず弾き過ぎを良しとしない人なのかな。裏方気質なんだね。ギタリストのソロアルバムにも色んなパターンがございます。目立ちたがり屋ばかりじゃないぞと。