Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

SEX PISTOLS

SEX PISTOLS(UK/英)

#143 / NEVER MIND THE BOLLOCKS / 1977

★★★★

Sex Pistols never mind the bollocks (320x316)

70年代後半の、パンク/ニュー・ウェイブ・ムーブメントの急先鋒にして、今や伝説となっているバンドの、唯一作でもあるデビューアルバム「勝手にしやがれ!!」です。”さらばベルリンの陽/Holidays in the Sum”、”God Save the Queen”、”Anarchy in the U.K.”、”Pretty Vacant”などを収録。テクニックなど二の次三の次、そのアティチュードのみでロックの殿堂入り…と思いきや、ロックの殿堂を批判した挙句、殿堂入りを拒否したのでした。アカデミー主演男優賞を辞退したジョージ・C・スコットが思い出されます。さてピストルズといえば、ジョニー・ロットンとシド・ヴィシャスですね。ちなみに、殿堂入りを蹴った際のコメント「…このクソみたいな系図に組み込まれないのがピストルズ」はロットン。シンプルな楽曲にあって、魂を揺さぶるジョニーの声がバンドの肝でした。そしてもう一人のカリスマ、ベーシストのシドは、ドラッグの過剰摂取により21歳で亡くなりました。その前に恋人ナンシーが誰か?に殺されており、その容疑をかけられたままの死。「シド&ナンシー」という映画があります。シド役はゲイリー・オールドマン、ナンシー役はクロエ・ウェッブ。主軸は若い男女の破滅的なラブストーリーですが、これを見ればピストルズの歴史も概ねわかるからお勧めです。今作レコーディングの時にはすでにヘロイン中毒だったこと、テムズ川の船上ゲリラライブ、アメリカツアー中のロットンの脱退、いやいやこなしたソロ活動などのエピソードが語られます。映画の中では、シドが手にしたナイフに、ナンシーが自分から飛び込んだことになっている。78年の松竹映画「事件」で、永島敏行のナイフに松坂慶子が飛び込んだシーンが思い出されますが…もしかして参考にしました!? 映画では、保釈されたシドがナンシーの幻とともに去って行き、その4か月後に薬物の過剰摂取により死亡するという結末。ほとんどの期間をヘロイン中毒者として過ごしたシド・ヴィシャスですが、件のイヤイヤソロ活動期には、”My Way”という傑作カバーも遺しています。



#529 / THE GREAT ROCK 'N' ROLL SWINDLE / 1979

★★★

Sex Pistols the great rock 'n' roll swindle (320x319)

2代目ベーシスト、シド・ヴィシャスの“MY WAY”が聴きたくて買ったのがコレ。師匠をして「オリジナルを超えた」と言わしめた名カバーですね。アルバムは同名映画のサントラです。後日「SID SINGS」も買ったけど「?」でした。消費者をなめるなよと。まあ中古だったから許す。ジョニー・ロットン(Vo)と並んでピストルズの顔の彼はベースを弾けないベーシスト。愛用の白ボディに黒ピックガードのプレベーは主に客を殴る道具だったそうです。薬物の過剰摂取により21歳で他界、そして彼はカリスマ・パンクスになりました。ゲイリー・オールドマンがシドを演じる「シド・アンド・ナンシー」という映画をみれば大まかな歴史はわかりますぞ。放送開始当時のミッドナイトアートシアターで見たと記憶しています。現在とは違ってミニシアター系の作品をノーカット字幕(CMなし)で放送する素晴らしい深夜枠だったんだよ。「ミツバチのささやき」「ノスタルジア」「カオス・シチリア物語」etc…西側はもとより東欧圏の映画まで放送してたよね。いやあ懐かしい。

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