Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

RCサクセション

RCサクセション(JPN)

#139 / シングル・マン / 1976

★★★★

RCサクセション シングルマン2 (320x320)

2009年5月2日忌野清志郎さんが58歳で亡くなりました。最初の出会いは“雨あがりの夜空に”か“上を向いて歩こう”だったと思う。あのメイクに加えて歌い方がケロケロ声で独特だったから「なんだこいつ」って感じでした。歌が上手いとか下手とかいう問題じゃないってことを理解したのは後々の事。正真正銘のロックスターだったわけですよ。強いて言うならミック・ジャガーかな。バンドの音も、ロックとバラードのバランスがストーンズに似ている気がする。清志郎の出で立ちからキワモノ扱いして積極的には聴こうとしなかった日々、180度認識を変える曲と出会ってしまったのさ。大学生の頃だったかな、“スローバラード”をどこかで偶然聴~いた~んだ~♪ 歌詞と同じような経験があったもんだから、勝手に情景を思い浮かべちゃったりしてね。実際には…市営グランドの駐車場じゃなく、夜景が一望できる穴場の駐車場だったし、カーラジオからスローバラードじゃなくてカーステレオでARBだったし、毛布にくるまってもいなけりゃ寝言も聞いておらず、あの娘と車の中で寝ただけなんだけどね。ということで“スローバラード”収録の3rdアルバム?です。ロックバンドになる前の、まだ清志郎もド派手ではなく、春日やCHABOが参加する前のフォーク・トリオ時代の作品です。後の作品とはちがった、特にバラード群のフォークテイストにハマりましたね。意図的なのかバラードは後半に連発。まず“夜の散歩をしないかね”から“ヒッピーに捧ぐ”でしょう。身近な題材を歌詞にしているところがいいね。前者では二声の使い分けが、後者では慟哭が聴きごたえあり。ヒッピーと呼んでいたのか、ヒッピーみたいな恰好だったのか、信頼するスタッフが亡くなった時のものらしいです。その後も佳作が続き、件の“スローバラード”で終幕となります。いい曲だよね。歌詞はもちろんご本人の体験でしょう。作詞作曲とも清志郎&みかんとクレジットされているゆえ、車で一夜を過ごした人は「みかん」なのかね。ウチにあるのは再発盤なので坂本龍一とコラボした“い・け・な・いルージュマジック”ほか1曲がボートラとして追加されている。コレは申し訳ないがありがた迷惑です。こちとら余韻を楽しみたいのだ。個人的なイチオシはこのアルバムでしたが、追悼の意味で初めて買うのならベスト盤が間違いなし。清志郎の歴史を振り返りながら見送りたいもんね。ベイベー!愛しあってるか~い!?



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