GREG LAKE
GREG LAKE(UK/英)
#1417 / IN CONCERT / 1995
★★★★★
ジョン・ウェットンのライブを紹介したら、グレッグ・レイクのライブを思い出しちゃったよね。というわけで「KING BISCUIT FLOWER HOUR PRESENTS GREG LAKE IN CONCERT」です。81年ハマースミス・オデオンでのライブということは、EL&P解散の2年後になるわけで、EL&Pの楽曲はもとより、KING CRIMSONの曲も演奏されてるという貴重な作品となりました。加えて、もう一つのビッグ・ボーナス、何とギターがゲイリー・ムーアなんだよ。感涙ものでしょ。その他のメンバーは、ドラマーのテッド・マッケンナをはじめ、キーボーもベースも居ます。グレッグはヴォーカルとギターを担当。オープニングが“庶民のファンファーレ”だもの、いきなりのハイライトで盛り上がらない訳がない。続いて“悪の教典#9”を頭にくっ付けた“Nuclear Attack”だ。グレッグのスタジオソロからの2曲(後者はCOLOSSEUMⅡを髣髴とさせるソロが良い)を挟んでグレッグの代名詞“ラッキー・マン”の登場。それに続くのはゲイリーの“パリの散歩道”で、コレが2度目のハイライト。フィルじゃなくグレッグが歌ってるってのがポイントだよね。次にBEATLESバージョンが有名なカバー曲とスタジオソロがもうひとつ挟まって3度目のハイライトにして怒涛のエンディング“21世紀の精神異常者”と“クリムゾン・キングの宮殿”でアルバムは締めくくられます。EL&Pやクリムゾンの楽曲にゲイリーのギターは違和感アリアリですが、このアルバムはそこがポイントだからね。ファンには堪らない作品になりました。グレッグが亡くなって2か月、もうとっくにゲイリーと再会していることでしょう。