Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

FORTUNE

FORTUNE(Sweden/瑞典)

#1839 / MAKING GOLD / 1992

★★★★

Fortune making gold

一聴するとヴォーカルのポテンシャルも、哀愁のサビメロも少々足りていないと思う。それでも北欧メタルムーブメントを体験した世代には、久々に当時を思い出す作品かもしれません。劇的な歌メロやツインギターがビシビシ繰り出されるわけではないけれど、確かにあの感覚は甦る佳作と言えるでしょう。この物足りなさが何なのかと問われれば、北欧メロが中途半端なせい?コテコテの哀愁メロを歌うのが恥ずかしくなっちゃった世代なのかもね。それとヴォーカルの音がデカすぎるかも。もうちょい引っ込めた方がいいと思う。でね、2曲目あたりでこの声は誰かに似ていると感じ…7曲目でやっと気付いたぜ。クラウス・マイネだ。喉を傷めた後の、力まないで歌うクラウス・マイネ。ちなみにこの7曲目は良かった。シンガーとギタリストが2枚看板と思われるあたりEUROPEが想起されますが、残念ながら”Seven Doors Hotel”級のキラーチューンは不在。アルバムタイトル通りの錬金術師を描いたと思しきジャケはいいね。プログレバンドのアルバムかと想像を掻き立てられる。同郷で同時期にデビューしたMASQUERADE同様の路線変更を試みた2ndは酷評により未聴ですが、3rdではそのMASQUERADEが2ndで見せた哀メロ混じりのハードロック路線が結実しており、個人的には今作と甲乙つけがたい作品でした。でも解散。バンドの中心人物は後に元EUROPEと元GLORYと共にCLOCKWISEを結成します。



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