FAIRPORT CONVENTION
FAIRPORT CONVENTION（UK/英）
#1756 / LIEGE & LIEF / 1969
★★★★
イギリスのフォークロックバンド（THE BIRDS等のアメリカ勢と区別するために「イギリスの」と付けるのが礼儀）が69年に3枚リリースしたうちの3枚目、通算4枚目のアルバムです。2ndから元ストローブス（リック・ウェイクマンが在籍したことで有名なバンド）のサンディ・デニーが加入してます。ちなみに3rdリリース後にはドラマーが交通事故死。そこに後任ドラマーと前作ではヘルプだったフィドラーが正式加入して今作は制作されました。楽曲は英国トラッドやケルト音楽の改変、および同様のコンセプトで書かれたオリジナル曲だそうです。ただフォークロック・アレンジだからね、フィドルの存在を除いては概ねサイケ・テイストかも。デニーのいい塩梅に掠れた声が素敵ですね。サイケロックが似合うちょっと古臭い声（つーか実際古いんだけど）がフォーク曲でも際立ちます。はしってアメリカではジャニス・ジョプリンやジョーン・バエズの時代と考えると、英国女性シンガーの先駆けでもあるのかな。本作リリース後デニーとベーシストは脱退。
