BOOMTOWN RATS
THE BOOMTOWN RATS（Ireland/愛蘭）
#142 / THE FINE ART OF SURFACING
★★★★
ボブ・ゲルドフを中心に結成された、早すぎたニュー・ウェイヴ・バンドの3ndアルバム「哀愁のマンデイ」です。ボブ・ゲルドフといえばチャリティ・ワーク。まずはアフリカ飢餓救済基金を集めるためのバンド・エイド結成で、”Do They Know It’s Christmas”を作曲（ウルトラヴォックスのミッジ・ユーロとの共作）しました。これに倣ったUS仕様が、”We Are the World”（ゲルドフもコーラスで参加）というわけ。そして何といってもライヴエイドですよね。映画「ボヘミアン・ライプソディー」で再現された有名なアレ。劇中にも当然ボブ・ゲルドフ役が設定され、QUEENの演奏によって募金額が上昇する件が描かれていました。では今作の話。なぜか同級生のTKがレコードを買ったのね。それほど音楽に興味がある人間ではないはずなんだけれど、買った現場に立ち会っていたような気もする。もしかしたら勧めたかも。TKといえば、香坂みゆきと所ジョージとコレが思い出される。ちなみにTKは同級生のKAと結婚したので、KAは現在KKになっている。そしてKKと言えばK.K.ダウニング…面白がってるのは自分だけか(笑) 哀愁のマンデイ”だけが突出しています。申し訳ないが、それ以外の曲はあまり面白くない。当該曲だけで★4つと捉えて頂いて結構。それほど強力な曲だと思ってます。カリフォルニア州サンディエゴで発生した事件が基になっています。今作リリースと同年に、ブレンダ・アン・スペンサーが自宅から向かいにある小学校に銃を発砲した殺人事件でした。♪The silicon chip inside her head Gets switched to overload.（彼女の頭の中のシリコン・チップがオーバーロードしてしまった）…Tell me why? I don't like Mondays. I want to shoot The whole day down.（どうして？ 月曜が嫌いなの。月曜日のすべてを撃ち落としてやりたかったの）♪ 日頃からI don't like Mondays.と思っている人は多いでしょう。未だ服役中と思われる彼女は、念願叶って月曜も何も関係ない生活を手に入れはしたけれど、今どういう心境なのか…
