Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

高中正義

高中正義(JPN)

#196 / TAKANAKA / 1977

★★★★

高中正義 takanaka

フライド・エッグでベーシストとしてプロデビュー、同バンドの成毛滋にギターを学び、サディスティック・ミカ・バンドに加入してギタリスト・デビュー、その後サディスティックスとして活動中にソロアルバムをリリース(76年)、以降ソロギタリストとして活躍している高中正義の、こちらもサディスティックス在籍中にリリースされた2ndソロアルバムです。参加メンバーは、ミカ・バンドの盟友小原礼と今井裕、村上ポンタ秀一、深町純、斉藤ノブなど。所謂フュージョンに括られますが、親しみやすいメロがあるのが特長ですね。夏や海を想起させるトロピカル・フュージョン。これは79年の名曲”Blue Lagoon”にて頂点を極めます。特に好きなジャンルというわけではありませんが、これまたヤングジョッキー案件なので外せないのね。我々世代の青春時代にヤングジョッキーあり、「アメリカン・グラフィティ」でも描かれたウルフマンジャックの海賊放送みたいなもの!? さすがにこれは言いすぎか。ちなみにサディスティックスも同日にオンエアされました。「日本のロック」という企画で、今作から“Summer Breeze”と“Ready to Fly”をチョイスした渋谷陽一、さすがです。ともにアルバムのハイライト曲と言っていい。特に後者は7分近いフュージョン大作で、個人的にはイチオシ曲です。その他、あの有名な“マンボNo.5”も収録されています。さすがにこれはね、ある程度の年齢を重ねていれば嫌でも耳にしたことがあるでしょう。前出“Blue Lagoon”がヒットしたのが高校時代なので、同曲に関するほろ苦い想い出もあったりしてね、当時はハードロックに夢中だったからハマることはありませんでしたが、無視できない存在ではあったのも確かなんだな。この頃のギターはジャケにあるフェンダーのストラトです。六文銭のギタリストから譲り受けた58年ボディ+64年貼りメイプルネックという仕様(2007年にシグネイチャー発売)らしい。高中のトレードマークといえばラグーン・ブルーのYAMAHA SGですよね。SGは好きですが、氏の音楽にはストラトの方が合っている気がする。ちなみにサンバーストのSG800Sを持っていましたが、終活の一貫で手放してしまいました。YAMAHAオリジナルのヘッドは好きじゃないので、スモールヘッド仕様がいいね。縁があれば 2000とか2500のスモールヘッドが…せっかく減らしたギターをまた増やしてどうする!!



#1370 / SOUNDS OF SUMMER / 2005

★★★★

高中正義 sounds of summer (320x320)

2枚組ベストアルバムです。76年のデビューから10年間にリリースされた作品から選曲されているので数あるベスト盤の中でも個人的には一番しっくりくる。実際には“Blue Lagoon”発表の79年までで充分なんだけどね。何なら80年以降よりソロ以前の音源の方が興味深いかも。サディスティックスサディスティック・ミカ・バンドストロベリー・パスをはじめ、フォーク系のアルバムへの参加とかね。昔のフォーク系アーティストのバックバンドには思わぬ大御所がクレジットされてることがあるから面白い。タイトル通り、夏を感じさせる曲が選ばれているようですが、逆に夏以外の曲なんてあるのか!? ラテン・フレーバーというかトロピカルというか、そんなのばっかでしょうよ。同じフュージョンでもPRISMなんかとは随分違うよね。腕前はアキラ先生とは勝負にならないがフュージョンをメジャーなジャンルに昇格させた功績は大きい。“Blue Lagoon”には高校時代の甘酸っぺえというかほろ苦いというか、実はそういう想い出がある。このアルバムは同曲目当てに買ったようなもの。この名曲は間違いなくベストパフォーマンスの一つだね。あとは“Ready to Fly”と“Early Bird”あたりが聴ければそれでよし。“Mambo No.5”は定番すぎるが安心して盛り上がれる。冒頭のふざけた台詞は邪魔です(笑) “Summer Breeze”に差し替えてほしい。



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