ブレードランナー
ブレードランナー
#69 / Blade Runner / 1982 / US

監督:リドリー・スコット 原作:フィリップ・K・ディック 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 脚本:ハンプトン・フィンチャーほか 撮影:ジョーダン・クローネンウェス 音楽:ヴァンゲリス 特殊効果:ダグラス・トランブルほか 出演:ハリソン・フォード ルトガー・ハウアー ショーン・ヤング エドワード・ジェームズ・オルモス M・エメット・ウォルシュ ダリル・ハンナほか
SF映画の金字塔「エイリアン」の次に撮ったスコット監督もう一つの金字塔。オリジナル版はちょっと微妙で、レプリカント(この映画におけるアンドロイドのようなもの)役のハウアーとハンナの存在感や、同役ショーン・ヤングの美しさや、「強力わかもと」の電光看板などに集中してしまった。監督が描く近未来は中国人国家でしたね。ただし中国人と日本人の区別がついてないようで、日本人から見るとそこが逆に面白い…とか。後々、いくつかの改訂版によってストーリーが分かりやすくなり、ようやくストーリーに注目できるようになりました。実は主人公デッカード(ハリソン・フォード)もレプリカントだった。この事実を知ったうえで見ると俄然興味深いのです。ユニコーンの夢および折り紙の意味が見えてくる。クレイモアで言うところの半人半妖ってことでしょうか(笑) レプリカントの寿命は短いのだが、デッカードとレイチェル(ショーン・ヤング)の運命やいかに…という場面で映画は終わるのでした。