Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

ROUGH SILK

ROUGH SILK(Germany/独)

#698 / ROOTS OF HATE / 1993

★★★★

Rough Silk roots of hate (320x320)

同郷の先輩であるACCEPTのステファン・カウフマンがプロデュースしたデビューアルバムです。ジャーマンだけどHELLOWEENタイプではなく中々に個性的なHMかも。ドラマチック(バラード)系の曲なんかは熱唱型ヴォーカルやらピアノやらが相俟ってSAVATAGEっぽい。そういえばヴォーカルもジョン・オリバーに似てるかな。つまり好きなタイプですね。ポイントは声質。ハスキーヴォイスだけどポール・ショーティノ系ではなく、ジジイ・パールとかディッケンみたいな高音混じりの爬虫類的重金属歪み系だ。何じゃそりゃ?と言うなかれ(笑) 歌も上手いしギター(2006年に亡くなりました)も上手いから安心して楽しめます。中心人物はキーボードらしいよ。ドイツじゃ有名らしく色んなアルバムで客演しています。加えてスライドギターが達者とのことで、これまた名立たるバンド(HELLOWEENDEEP PURPLESAVATAGE、SAXON、ACCEPT、WHITESNAKEにDIO)のツアーに参加してるんだってさ。凄いな。



#1225 / WALLS OF NEVER / 1994

★★★★

Rough Silk walls of never 2

デビューアルバムのSAVATAGE感が一気に加速した2ndアルバムです。中心人物の鍵盤が演りたかったのはコレだったんだなと。デビュー作のHMを期待すると肩透かしを食らう内容でしょうね。前作のようなアップテンポの曲が少ないからかな、イマイチ全体的な盛り上がりには欠けるんだけど…QUEEN風の“Somebody’s Out There”や荘厳なタイトルチューン等、1曲1曲はよくできていると思う。コンセプト・アルバムというかロック・オペラというかシアトリカルというか、ピアノ中心のドラマチックな曲を織り交ぜたこの世界観は、もしかするとSAVATAGEを追い越してしまったかも。難クセをつけるなら、ヴォーカルの調子がイマイチ。喉が発展途上なのか、はたまた敢えて抑え気味に歌ったか、前作ほどの力強さが無いような。スクリームもないし…痛めたかね。当時はこの変化に戸惑ってしまい、しばらく遠のいて、久しぶりに聴いたのは2009年リリースの8thアルバム「A NEW BEGINNING」でした。ところがコレが全く別モノときたもんだ。知らぬ間にメンバーが交代していたらしい。どうしたROUGH SILK



#1808 / CIRCLE OF PAIN... / 1996

★★★★

Rough Silk circle of pain

正式には「CIRCLE OF PAIN...OR:THE SECRET LIES OF TIMEKEEPING」というタイトルの3rdフル・アルバムです。偶然中古で見つけた8th「A NEW BEGINNING」の変わりように面食らいまして、いやいやROUGH SILKはこんなんじゃないぞと遡って購入したのが今作。どうやら一番人気のアルバムらしく、やっぱコレだよね。特にオープニングからの3曲が素晴らしいです。何たってロックオペラが真骨頂ですから。ギターが交代してますが、そこは特に気にならなかった。出だしの3曲路線で統一してくれたら言うことなしだったのに、普通のパワーメタルやらプログレメタルやらが混在しており、途中からちょっとテンションが下がるね。やっぱ大仰なドラマチック・メタルは作るのが大変なんだろうか。定番も混ぜ込まないとなかなかアルバム1枚分にならないのかもね。ラストの10分超のインストはイマイチだな。どうやら日本盤では差し替えられているらしい。でしょうね!ちなみに次作でもギタリストが交代してまして、徐徐にバンドが変貌していく模様。



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