ELECTROCUTION 250
ELECTROCUTION 250(US/米)
#2210 / ELECTRIC CARTOON MUSIC FROM HELL / 2004
★★★★

オールインスト・ジャズ/フュージョン・プログレメタル・プロジェクトの唯一作です。メンバーは、シュラプネル系のトッド・デューン(G)、ARCH ENEMY~DARKANEのピーター・ウィルドアー(Ds)、FLOWER KINGSのツアーメンバー(2023年から正式メンバー)であるラレ・ラーソン(Key)という腕利きトリオ。それにしてもなぜスウェーデン人脈?インギーから脈々と繋がっているということでしょうか。ザクザクのリフにカートゥーンミュージック風のファニーなメロ、更にはジャジーなパートがあったりと、鍵盤入りのテクニカルスラッシュメタルと言ってもよさそうな、かなりの変化球です。トリッキーなデューンのギターは1stソロにて確認済みですが、歪み具合から察するに、トレードマークのテレキャス以外も使っていそう。持ち味のファンキーな要素は概ね封印。よって、ハードなギターが入ったプログレバンド(ELPやUK)みたいな雰囲気もある。ギターに負けじと弾きまくるキーボーも聴きどころになっています。さすがロイネ・ストルトに認められた男といったところ。色々な意味で危ないジャケです。ミッキー(確定ではないが言い逃れできない造形)に電気ショックはマズいと思う。