Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

CASANOVA

CASANOVA(Germany/独)

#1211 / ONE NIGHT STAND / 1992

★★★★

Casanova (320x317)

2ndアルバム。元MAD MAXマイケル・ヴォス関連作品にほぼハズレなし。アルバムの出来をワンランク昇格させる声の持ち主であることは間違いない。ヴォスが歌えばポップな曲でも迫力がある。ドラマーは元WARLOCKです。音楽性はアメリカンなジャーマンハードロックです。オープニングの、ハードさが際立つドライブチューン”Guns Say Fire”から、アコギが効果的なお洒落曲”Ticket to the Moon”の流れは最高。でも、ここがハイライトでしたね。徐々にアメリカン風味が増大してくるということは、ドイツ産ならではの特徴が薄れてしまうってことになるわけで、だったらBON JOVIを聴いとけばいいじゃないかと。冒頭の路線でアルバム1枚作れるだろうに、アメリカンなやつが本当にやりたいのね。たしかに当時のジャーマンメタルは、代名詞のスピードメタルとは一線を画すアメリカンなバンドが出てきたけれど、PINK CREAM 69にしてもFAIR WARNINGにしても、ここまで振り切ってはいなかった。ヴォスの実力は疑いようもないわけだから、BONFIRE(助っ人に入ったこともある)あたりを目指してほしいところ。PINK FLOYDとタイトル被りの”One of These Days”はシングルカットされたらしい。ラス前の”Dead Man's Hand”は結構ハードで、ヴォスのヴォーカルも曲中で変化があって面白い。トリの”Seal It with A Kiss”もヴォス節炸裂でソツのない締めくくり。ウルフ・ホフマンとの共作曲は…ヴォスとのジャムセッションみたな形で出来たらしいけど、大したことないな。アルバムの中でちょっと浮いてるからアクセント的な役割があるっちゃーあるが、やっつけ仕事感は否めず、ウルフ・ホフマンのネームバリューを期待しただけでしょって思ってしまう。結果的には続く”Dead Man's Hand”が際立ったから良しとしておこう。ヴォスの事が気になって、DEMON DRIVEも買ってみたけれど…。



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