BECK, BOGERT&APPICE
BECK, BOGERT&APPICE(US/米)
#998 / BECK, BOGERT&APPICE / 1973
★★★★

VANILLA FUDGEの両名(ティム・ボガートとカーマイン・アピス)がジェフ・ベックを最初に招聘したのは69年のことでした。それをきっかけにバンド結成に動くんだけどもJEFF BECK GROUPで歌っていたロッド・スチュワートはフェイセズに加入したため獲得失敗。そしたら今度はジェフ・ベックが交通事故で重傷を負ってこの話は一旦流れちゃう。72年にカクタスと第2期ジェフ・ベック・グループが解散して…ポール・ロジャースの獲得に失敗したりした後にようやくトリオでスタートしたのでした。ようやく念願叶ったのに残した作品はこの1枚だけ。今度はボガートが交通事故で重傷を負ったのが原因らしいね。一番有名なのがスティーヴィー・ワンダーの“迷信/Superstition”だってのがね、負のスパイラルとしか言いようがない。73年にしては少々古いロックを演ってるので、YARDBIRDS~JEFF BECK GROUP(第1期と第2期を1枚ずつ)を先に聴いてからの方が楽しめます。“Lady”はいい雰囲気を醸してる佳曲だと思う。専任ヴォーカリスト探しを諦めて3人が担当したのが結果的には良かったね。普通声でホッとします(笑) このトリオは略してBB&Aなんだけど、後にCB&AとかDB&Aなんてのもあったらしいね。ちなみに「C」はCharで「D」はリック・デリンジャーですと。何でもアリだな。どうせならA to Zで全部やればいいのにね。