Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

VALENSIA

VALENSIA(Netherlands/蘭)

#1238 / GAIA / 1993

★★★★

Valensia gaia (320x320)

日本盤だけ「GAIA」なんでしょうか。B誌でレビューされた時点ではアルバムタイトルも「VALENSIA」だったけど。とりあえずROBBY VALENTINEに続いてまた似たようなのが出てきたなと思いました。このデビューアルバムもQUEEN云々という触れ込みだったんだけどね、QUEEN度はROBBYより高いです。ただしハードロック要素はありません。QUEENのハードではない部分に焦点を当てた感じだ。しかしながらコーラス等の完成度は高く個人的には楽しめました。ROBBYは適度にハードな部分を残していたのに対してVALENSIAはその辺を一切排除。ポップという表現は正しくないね。ハードでもないしポップでもない!何ならもうKATE BUSHみたいな音楽だ。歌は確実にVALENSIAの勝ち。フレディの雰囲気に近い(声質も似てます)ものを持ってらっしゃる。ヴィジュアルも勝ち(笑) 同郷でQUEENフォロワーの先輩後輩みたいなこの二人、後に合流してアルバムをリリースします。さらにVALENSIAはQUEENのカバーアルバムもリリースし驚異の完コピを披露するのでした。



#1643 / QUEEN TRIBUTE / 2003

★★★★

Valensia Queen tribute (320x320)

ヴァレンシアが、大好きなQUEENのカバー曲でアルバムを作りました。カバーする場合、ただコピーするってわけにはいかない。何らかのアレンジが施されるのが普通でしょう。その結果、稀にオリジナルを超えるカバーが出来ちゃったりするわけ。このアルバムには、オリジナルを忠実に再現するパターンとアレンジを施したパターンを半々で収録。究極のコピーは名曲“ボヘミアン・ラプソディ”です。複雑なコーラスワークをはじめ、何から何まで完コピに拘ってる。完コピに意味があんのか!?と当然の疑問が湧きますが、この曲だけは意味があるでしょう。できるならやってみたいよね。女王様のパロディ路線も楽しかったが、パッパラー河合もコーラスワークには力を注いでたし、それがリスペクトってやつなんでしょう。とにかくこのコピーはかなりのレベル。加えてヴァレンシアの声が結構フレディに似てる。さすがに全音域とはいきませんが、ある音域においてはマーキュリー。一方で、アレンジパターンのナンバーワンは…“We Will Rock You”からなだれ込む“Liar”だ!かなり好き放題やらかしてる(笑) ボヘミアン・ラプソディ的アレンジともいえる複雑な構成は、個人的には完コピボヘミアン以上の素晴らしさ。“Love of My Life”や“My Fairy King”等もよかった。ロジャーありきの“I’m in Love with My Car”のアレンジも新鮮。アコギの“Love of My Life”も…まあ原曲がいいからね~。“Killer Queen”はまずまずかな。それより、3曲ほどQUEEN以外の馴染みのない曲があるのは頂けない(いい曲だけどね)。純粋にQUEENの曲、そしてフレディのヴォーカル曲に統一してほしかった。
映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観た後、細部を気にしながら“Bohemian Rhapsody”を何度も聴いてみた。その後にVALENSIAのコピーを聴くと…まだまだだなと思える。やっぱフレディの声より細いし、コーラスワークも物足りない。そもそも低音パートが足りていないのでは?つまり今作以上の完コピも可能ってことだ。映画のヒットによって“ボヘミアン~”のカバーが再燃している昨今、更なる精度を誇るコピー作品が生まれてもおかしくない。さあ、誰がやってくれるかな。



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