Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

SIMON AND GARFUNKEL

SIMON and GARFUNKEL(US/米)

#348 / THE DEFINITIVE SIMON AND GARFUNKEL / 1991

★★★★★

Simon and Garfunkel the definitive

日本では94年に「冬の散歩道~S&Gスター・ボックス」としてリリースされたベスト盤です。64年にデビューして70年には活動停止という意外と短い活動期間でしたが、サントラを含む6枚のオリジナルアルバムを通して数々のヒット曲を生み出しました。活動時期はビートルズとほぼ同じということになる古き良き時代のフォークデュオ。ポール・サイモンとアート・ガーファンクルによる予定調和ではない絶妙なハーモニーが最大のウリで、我々世代であれば避けて通ることはできない知名度でした。小6の時に地元の映画館でリバイバル上映された「卒業」を、同級生で後のバンドメイトH.A.と観に行きました。このマイク・ニコルズ(アカデミー監督賞受賞)作品の挿入歌として聴いたのがS&M初体験だったかもしれない。となれば“The Sound of Silence”(全米1位)や“Scarborough Fair/Canticle”(同11位)、そして“Mrs. Robinson”(同1位)は必須。「卒業」関連に限らずとも、“Bridge over Troubled Water/明日に架ける橋”(全米全英1位)や“El Condor Pasa(If I Could)/コンドルは飛んで行く”(全米18位)や“The Boxer”(同7位)も聴きたいよね。野島伸司の「人間・失格」で再注目された“A Hazy Shade of Winter/冬の散歩道”(同13位)も忘れちゃいけない。他にも”Cecilia”(同4位)とか、”Seven O’clock News/Silent Night”とか、”Wednesday Morning, 3.am”とか、”America”とか、懐かしい曲がたくさんある。というわけで、ヒット曲を一通り聴きたいならやっぱりベスト盤が便利だね。ウチにあるという理由でコレにしてみましたが、レジェンドには多くのフォーマットがありまして、このデュオに関してはオリジナルアルバムの約3倍のベスト盤が存在する。自分が聴きたい曲が網羅された盤を選べばいいし、興味が湧いたらオリジナルアルバムを最初から聴けばいいでしょう。最近では安っぽい装丁ながら、3枚組とか5枚組とかでパッケージされた廉価盤もありますよ。



#750 / BRIDGE OVER TROUBLED WATER / 1970

★★★★

Simon & Garfunkel bgidge over troubled water (320x318)

「ベスト盤は便利だけど邪道ではないか?」「それぞれの曲がリリースされた時代を感じたい」etc… そんな人は…好きな1曲(想い出の1曲)のためにそれが収録されているアルバムを買ってみようか。お目当ての曲以外は糞ってこともよくある話だけど賭けてみる価値はあるぜ!青春時代の香り…大事なポイントだと思いませんか?さて今回は、コンビとしてはラストアルバムになってしまった5thです。意外とオリジナルアルバムが少ないことに驚いてしまうんだけど。コレで解散とは実に残念!“明日に架ける橋”や“コンドルは飛んで行く”や“ボクサー”などを収録。今CMで流れてる“いとしのセシリア”のオリジナルも収録されてるよ。コレをベストとしても良さそうなくらいの内容だ。



#980 / SOUNDS OF SILENCE / 1966

★★★★

Simon & Garfunkel sounds of silence (320x320)

伝説の始まりの2ndアルバムです。まあとにかく「卒業」だよね。ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスですよ。あの映画で流れていた曲の数々、実は複数のアルバムにまたがっていることを知るのは後のことでした。そういう意味では「卒業」のサントラを聴くってのも一つの手だと思う。さてとりあえず、何度聴いても飽きないオープニングを飾るタイトル曲です。名曲なのは言うまでもありませんが、何より変幻自在のハモりが新鮮でした。終盤にはハモりパートが主旋律と入れ替わって聴こえたりするんだよ。キッチリした計算されたものじゃなく、同じコードで2人のヴォーカルが自由に歌っている感じ。王道というか予定調和を敢えて避けて来たね。オリジナルはデビューアルバムに収録されているアコースティック調のもの。ここに収められている有名なヴァージョンは、本人たちが知らぬところでバンド演奏が付け加えられたもの。ズレてる箇所があるよね。あの違和感はこれが原因だった。演奏したのはBOB DYLANのバンドだそうで…まさかハリケーンもこのパターン?アレもあからさまにズレてるところがあるけど(笑) 時代を考慮すれば、他の楽曲もバラエティに富んでいてクオリティの高いアルバムに仕上がってます。



#2223 / WEDNESDAY MORNING, 3AM / 1964

★★★★

Simon & Garfunkel wednesday morning, 3am

超有名USフォーク・デュオのデビューアルバムです。BEATLESもそうであったように、この時代によく見られるオリジナルとカバーが半々の構成。カバーの筆頭BOB DYLANの”The times They Are a-Changin’/時代は変る”はプロデューサーのトム・ウィルソンが過去に手掛けた作品で、この曲をカバーに含めることが唯一の条件だったらしい。その他はトラッド曲が中心という無難な選曲になっている。目玉はオリジナル曲、屈指のハーモニーを堪能できるA面ラストの”The Sound of Silence”と、B面ラストのタイトル曲ですが、リリース当時はチャートインせず。しかし”サウンド・オブ・サイレンス”のシングル・ヴァージョンの大ヒット(まだ「卒業」で挿入歌として使用される前)に伴い再評価され、66年になって全米30位、更に遅れて68年に全英24位を獲得しました。個人的にも”サウンド・オブ・サイレンス”といえばオーバー・ダビング・バージョンだ。オリジナル音源のテンポが一定ではなかったため、被せたバンド演奏との間に微妙なズレがあるところが実に味わい深い。事情は違うけれど、ボブ・ディランの”ハリケーン”みたいな感じだね。なので、伴奏はアコギのみのオリジナルバージョンは逆に新鮮でした。ハーモニーが聴き取り易いからコピーするにも有難い。2001年リマスター版にはボートラとして、A-3のデモ、B-1の別テイク1、B-4の別テイク12が追加収録されています。



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