Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

CRIMSON GLORY

CRIMSON GLORY(US/米)

#79 / CRIMSON GLORY / 1986

★★★★★

Crimson Glory crimson glory

高校時代にアマチュアバンドを結成し、ヴォーカル&2ndギターを担当、いろんなバンドのコピーをしました。とはいえギターのコピーはほぼ全て師匠任せ、手取り足取り教えてもらうから問題なし。頑張らなくちゃならないのは歌うこと。まずは英語の歌詞を覚えなければならない。究極、日本人の耳が英語と認識できればいいわけで、誰が間違えに気付くんだよって話だから、細かいことは気にしなくても問題ないのだが、そこはちょっと拘ったりして。正確に覚えたうえでレコードの歌に寄せていきたいのね。で、洋楽ばかりコピーしているとすぐに気づくことがある。「なぜ外人はあんなに高い声が出るのだろう?」リード・ヴォーカルじゃない人まで高い。普通に高い。声帯が根本的に違うんだという結論に達する。それでも…ギターの奴(師匠)とかが「この曲やろうぜ」と簡単に言いやがるわけよ。しかしだ!「じゃ頑張ってみるか!」という気にもならないレベルってのがある。CRIMSON GLORYのシンガー、ミッドナイトがまさにソレ。ハナから無理レベルなのよ。10段階評価の11ですよ。凄ぇの一言です。というわけでデビューアルバムです。仮面を付けるというコンセプトは必要なかったと思われるほどの、ドラマチック&メロディックなヘヴィメタルです。USながらUKあるいは欧州の翳りを伴った楽曲が特徴です。オープニングの”Valhalla”で掴みはオーケー、その後も総じて素晴らしい楽曲が繰り出されますが、トリの”Lost Reflection”は別格だと思う。LIZZY BORDENのショックロックの香りも漂う名曲だ。屋根裏部屋での生活…この歌詞からatticという単語を学びました。♪Life in the attic, I like my rocking chair staring at shadows♪



#271 / TRANSENDENCE / 1989

★★★★★

Crimson Glory transendence (320x320)

初期QUEENSRŸCHEを、よりハード且つドラマチックにしたようなエピックメタルを演っている2ndアルバムです。どうしたって1stのインパクトには負けてしまいますが、総合力は今作の方が上ではないかと。ミッドナイトのハイトーンを駆使した変幻自在の歌唱は益々絶好調です。超高音域でも破綻する様子など全くなく、ここまでハイトーンを制御できるシンガーは稀有でしょう。キーはキング・ダイヤモンドと同じくらいかと思われますが、不安定さはなく安心して聴けます。クセもキングほどではない。緩急自在なのは楽曲も同様で、ツインリードはもちろんのこと、動と静のコントラストが見事なドラマチックメタルが展開されている。シアトリカルな壮絶ボーカルとツインリードの対比が素晴らしい”Red Sharks”、前作の”Lost Reflection”を彷彿とさせる”Painted Skies”、シングルヒットしたドラマチックチューン”Lonely”、シアトリカルボーカル再降臨、熱唱熱演のエピックメタル”Eternal World”、トリを飾る神秘的なタイトルチューンなど、充実の楽曲が満載です。”Masque of the Red Death”は赤き死の仮面ですか?我々世代だとタイガーマスクが思い出されます。ドラムのスカスカした音が少々残念ですが、3rdで大きく方向転換してしまう(というレビューを読んだだけで実際には未聴)だけに貴重なアルバムなのは確かですね。1stと合わせて必聴とさせて頂きます。2009年ミッドナイトは47歳で亡くなりました。一応そのミッドナイトが歌っているから、そろそろ3rdも聴いてみようかなと思う今日この頃です。



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