Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

LIZZY BORDEN

LIZZY BORDEN(US/米)

#384 / LOVE YOU TO PIECES / 1985

★★★★

Lizzy Borden (320x320)

実在した悪女の名前をバンド名にしております。ヴォーカリストの芸名も同じ。こちらはそのデビューアルバムです。ハイトーンヴォイスゆえCRIMSON GLORYAGENT STEELやらが想起されますが、イマイチ嵌まらなかったんだね。ショック・ロックというジャンルに当てはまるらしい。高音を操るカリスマシンガーにツインギター編成という好きな要素が揃っているにもかかわらず前出2バンドほど好きになれなかったのは、曲が割と平凡だったから。斧を使ったライブパフォーマンス等で若干イロモノ扱いされてたかもね。そっち方面に注力するとショック・ロックに括られるのかな。W.A.S.P.なんかもそうだったけど、派手なヴィジュアルに負けない楽曲が必要なのでは。つまり曲が恰好に負けてる。“Psychopath”の不穏な空気を纏ったリフを突き詰めてほしかった。当時テレビで録画したライブのビデオテープが家のどこかにあるはず。やっぱこの手のバンドは映像を楽しまないと…という結論でいかがでしょう?



#1280 / MENACE TO SOCIETY / 1986

★★★★

Lizzy Borden menace to society (320x317)

デビューアルバムでこんなもんかと見切りをつけてしまったので、この2ndも当時は大差ないなんて思っていたのですが…こうしてあらためて聴き比べてみるとかなり良くなってるね。まずバラエティに富んだ楽曲たち。バラードまで配してメリハリが効いてます。各曲単位でもよく練られてるね。前作のライブ盤が売れたおかげでしょうか、プロダクションも向上してるから、ヴォーカルもギターも聴きやすくなった。音程の怪しさは相変わらずだがギターは上手いなと感じられます。音質が良くなった分ギターがハッキリ聴こえるからね、猛練習して上手くなったのかな(笑) 当時レコードを借りて録音したカセットテープがあったけどほとんど聴きませんでしたが、さすがに1曲目の“Generation Aliens”は覚えてる。あとは“Brass Tactics”もお気に入りのテープに放り込んでいたようで記憶にあります。これはいい曲だよ。



#1696 / MASTER OF DISGUISE / 1989

★★★★

Lizzy Borden master of disguise (320x320)

通算4枚目ですが、この作品はリジーのソロアルバムです。バンド名がシンガーの芸名だと少々ややこしい事態になるね。リジー・ボーデンが殺人鬼…というか殺人事件の容疑者の名前とは知らなかったけど、日本ではレディーボーデン(ホームサイズの高級アイスクリーム)の知名度のおかげですんなり覚えられるバンド名でした。さて今作、リズム陣はLIZZY BORDEN組で、そこにKING KOBRAのギターやらARMORED SAINTのベースやらが参加しております。大きく括ればショック・ロックですが、これまでの作品とはいい意味で一線を画す、いかにもソロアルバムな仕上がりでいいですな。ストリングス、ホーン、SEなど随所に使用、曲調にも変化を持たせて飽きさせない仕上がりだ。目標は敬愛するアリス・クーパーやデビッド・ボウイだと思われますが、高音ヴォイスゆえジェフ・テイトやらCRIMSON GLORY辺りが思い浮かぶかな。“One False Move”なんかはWASPのコンセプトアルバムとか、突き詰めればKISSとかね、なんだか懐かしい感じもあり雰囲気は抜群。そこから“Love is Crime”につながるSEには何かしらの番組に出演した際の日本語もフィーチャーされており、これまた良い。次の曲はベースラインが印象的だし、とにかく全編に亘って色んなアイデアが詰まってる。歌メロもいいね。特に静のパートは秀逸。



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