CATHEDRAL
CATHEDRAL(UK/英)
#1410 / FOREST OF EQUILIBRIUM / 1991
★★★★
NAPALM DEATHのリー・ドリアンとACID REIGNのギャリー・ジェニングスを中心に結成されたバンドのデビューアルバム「この森の静寂の中で」です。世界最遅?のドゥームメタル/ストーナーメタルとして話題になりました。遅いもんだから当然曲が長くなる。この時代に7曲54分てのはプログレのアルバム並みだ。実は音楽性にもプログレ要素あり。特にイントロの“Picture of Beauty&Innocence”は期待感を煽るには十分すぎる導入で、アコギとフルートの絡みが実にプログレッシブ。続く“Commiserating the Celebration”はやはりBLACK SABBATH感が滲み出ちゃうんだけどね(笑) そこからしばらくゴジラのテーマみたいな世界(笑)がゆっくり流れまして…アルバム終盤で痺れを切らしたかのように加速します。でエンディングがまたアコギとフルートのプログレ調に戻るって構成。個人的には、毎度お馴染みの「デスヴォイスさえ無けりゃ」って感じかな。元NAPALM DEATHだから仕方ないか。まあとにかくメンバーがやりたいことをしっかりやれたアルバムでしょう。バンドは2013年10枚目のアルバムをリリースして解散しました。