CAPTAIN BEYOND
CAPTAIN BEYOND(US/米)
#722 / CAPTAIN BEYOND / 1972
★★★★

DEEP PURPLEの初代シンガー、ロッド・エヴァンスの男前ジェントルボイスが炸裂するデビュー作です。ギターとベースは元IRON BUTTERFLY、ドラマーのボビー・コールドウェルは、「LIVE JOHNNY WINTER AND」やRICK DERRINGERの「ALL AMERICAN BOY」に参加した人で、CAPTAIN BEYONDの後には、キース・レルフ(THE YARDBIRDS~RENAISSANCE)らとARMAGEDDONを結成しました。ゆえに一応スーパーグループと認識されているようです。音楽性はオルガン抜きのDEEP PURPLEであり、要するにプログレ前夜のアートロックですね。DEEP PURPLEはハードロックにシフトし、エヴァンスはプログレ方向に舵を切ろうとしたというわけ。曲間がほぼ繋がっている(プログレ的手法)のが特長です。13曲収録されているのに実質3曲というのもプログレチック。第1章は1曲目の”Dancing Madly Backwards(On A Sea of Air)/過去への乱舞(大気の海で)”から5曲目の”Raging River of Fear/恐怖の激流”まで、第2章は6曲目”Thousand Days of Yesterdays(Intro)/昨日はあまりにも遠く(イントロ)”から8曲目の同”(Time Since Come and Gone)/(過ぎさった時)”まで、最終章は9曲目から13曲目までという5-3-5の構成。各曲の邦題を見た感じも思いきりプログレですが、コンセプト先行型という気がしないでもない。そんな中でも、特に最終章では「プログレに片足突っ込んだ」音楽を聴くことができます。そりゃあ古臭いロックさ。でもね、若い頃は特に何とも思わなかったのに今聴くと魅力的だから不思議です。