Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

平山照継

平山照継(JPN)

#199 / ノイの城 / 1983

★★★★★

平山照継 ノイの城

NOVELAの頭脳にしてギタリストによる1stソロアルバムです。リリースのタイミングは、山田ミネコの「最終戦争伝説」のイメージアルバムを制作していた頃と重なるのかな。ジャケを含め、テルが思い描く世界観が忠実に再現された傑作コンセプトアルバムだと思いますが、おそらくこの路線変更が原因で、第2期NOVELAは霧散(アンジーはソロデビュー、永川はGERARDに専念)します。今作は、テルのテルによるテルのためのオリジナルストーリーで、2001年に公開される「千と千尋の神隠し」的なお話です。猫のぬいぐるみ(ネルフェルティ)という設定はトトロ的でもあり、いずれにせよジブリの世界観に共通項があるね。異次元に飛ばされた少年(空也)が、元の世界に戻るためにノイの城を目指す的な。「千と千尋…」は、幼少期に川でおぼれかけた千尋を助けてくれたハクへの恩返し、今度はハクを救うために異世界に召喚された千尋…という裏テーマがありましたが、こちらはそのまんま。ストーリーに合致する抒情的なメロに、プログレッシブな楽曲が華を添える、ファンタジー系シンフォニック・ブログレ・ハード一大絵巻に仕上がりました。リズム隊はACTION組脱退後の第2期以降を支えた竜一(西田)と竜二(笹井りゅうじ)だから演奏は折り紙つき。しかしだ!女性Voの下町香織は微妙だな~。主人公の少年を意識しすぎたか?声優じゃないんだから。NOVELAもコレも、後のTERU'S SYMPHONIAも…テル関連作品はどれもこれも、ヴォーカルが弱いのは何故だろう。ストーリーアルバムが好きなら複数のヴォーカリストを起用するって手もあるのにね。さて、テルと聞いてGLAYが思い浮かぶのは我々よりも若い世代。SG遣いと聞いてアンガス・ヤングを思い浮かべるのは我々世代。フランク・マリノと答えるのも同世代。そしてTERUも然り!最後にちょっとした思い出を一つ。ごく短い期間、地元に小さな中古CDショップが存在したんだけど、なんとこのCDがあったのね。レア盤として高値が付けられ、ガラスケースに鎮座していた。一見何も知らなそうな店主でさえ、リサーチして値段を付けてるんだなと感心した覚えがあるってエピソードは蛇足でしたね(御免)

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