TERU'S SYMPHONIA
TERU'S SYMPHONIA（JPN）
#571 / 七つの夜の物語 / 1990
★★★★★
NOVELAのブレーン平山照継のファンタジックバンドです。ジャケの雰囲気も含め「ノイの城」の続編を期待して「EGG THE UNIVERSE」を聴いてみたわけですよ。ずっコケましたね。とにかくヴォーカルが個人的にダメだ。ブリブリした本城未沙子みたいなんだな。「ノイの城」同様のアニメ声なんだけど…下町香織と大差無かろうとおっしゃるかもしれませんが…体が受け付けないのだ。にもかかわらず、性懲りもなく買ったのがコレ。同じVocalなので歌が出てくるとテンションが下がる点は変わらなかったけど曲の良さが勝った好盤でした。ヴォーカルが違う人だったら「ノイの城」に肉薄してたかな。英詩にしてアニー・ハズラムで録り直してくれないかな。和テイストな曲に英詩は微妙だったらaikoとか。それもダメならたむらぱんでも平野綾でもいいや。とにかく他の人で！ALI PROJECTだっけ？アレのヒントがここにある気がします。とにかくだ！上手い人が歌っても外れてるように聴こえる半音階の難しいメロディを音程が合ってるのに下手に聴こえる声で歌っちゃダメ。テルさんはこのヴォーカルのどこに魅力を感じて起用してるのかね？そんなにアニメ声が好きですか？彼女なのか!?
#1137 / EGG THE UNIVERSE / 1988
★★★★
平山照継名義のソロアルバムを2枚（「ノイの城」「シンフォニア」）リリースした後、バンド名義でのファーストアルバムです。コレがプログレかどうかはともかく、バンド名どおりテルが追及するシンフォニックな音楽を演ってます。その世界観を演出するべく木管金管が重要な役割を果たしてます。アコースティック楽器群が入るとプログレチックにはなるよね。それと「七つの夜の物語」でも触れたように、徳久恵美という女性ヴォーカルがどうも苦手なんだけど…２ndを聴いた後でまたこっちを聴いてみると、今作は歌メロがシンプルなのでそれほど酷さが露呈していないことに気付く。NOVELAのリズム隊（笹井りゅうじ＆西田竜一）ではなくなり全体的にまったりした曲調だったのが良かったのかも知れない。でもそれは「七つの…」みたいにメリハリの効いたいい曲だとヴォーカルの弱さが際立ってしまうという事であり…テルは気に入ってる（若しくはあまり気にしてない）んだろうけどね、毎度のことながら矛盾を抱えた歯痒い人選だと思う。
