もんた＆ブラザーズ
もんた＆ブラザーズ（JPN）
#2149 / ダンシング・オールナイト / 1980
★★★★
2023年10月18日、もんたよしのりさんが72歳で亡くなった。先日のチンペイさんに続いて同世代ミュージシャンの訃報。テレビの歌番組全盛の頃に活躍したミュージシャンには、たとえ一発屋であってもちょっとした想い出はあるゆえ、無視することはできませんね。70年に全日本フォークジャンボリーに中川イサト他と出演したこともあるらしいですが、まずはデビュー曲”ダンシング・オールナイト”（オリコン1位）です。ハスキーすぎて声になっていない場面もしばしば、それは鬼奴さんのお笑いネタが想起されるほど。そういう意味ではボーカルも衝撃的でしたが、師匠は「ブラザーズ」のギターに注目してたな。実際ソロをコピーしていた記憶がある。たしかに間奏で繰り出されるギターソロは、短いながらも良く練られていて今聴いてもかっこいい。いわばハードロック・テイストでした。あと想い出にあるのは4thシングル”DESIRE”（オリコン7位）。申し訳ないが2ndと3rdは覚えてない。こちらもハードロックテイスト溢れる間奏を持つ曲ですが、印象にあるのは活舌の悪さでね、♪だれかがお前を操っているのさ♪という歌詞の3連符のところ、「操って」が「へずって」に聴こえたというしょーもない話(笑) 2曲のためにベスト盤を買うことはなく、コンピで事足りています。ちなみに8cmCDはこの2曲を収録してるからいいかも。あと西城秀樹に楽曲提供した”ギャランドゥ”も忘れてはいけない。秀樹の臍下濃毛をギャランドゥと言い出したのは松任谷由実だとか。そもそもギャランドゥは造語で特に意味はないらしいよ。そういえば、レコード大賞、紅白歌合戦の流れで、ニューイヤーロックフェスティバルにも呼ばれてましたな。
