STEVE STEVENS ATOMIC PLAYBOYS
STEVE STEVENS ATOMIC PLAYBOYS(US/米)
#1639 / ATOMIC PLAYBOYS / 1989
★★★★

ビリー・アイドルは良く知らないけど、そのバックで注目を浴びたギタリストです。バンド名義ではあるものの実質1stソロということになっているこちら、想像通りのかっこいい作品でした。ヴォーカルはWARRIORのペリー・マッカーティで可もなく不可もなし…WARRIORは同級生(タジ)に録ってもらったカセットテープ「FIGHTING FOR THE EARTH」がどこかにあるはずだが、ほとんど印象にないかも。スティーヴ自身も歌ってますが、まあそっちは普通。オープニングのタイトルチューンが概ねバンドの方向性を示してる。クールだけど楽しげなハードロックンロール。SWEETのカバー“Action”は定番で出来も普通だけどやっぱり楽しそう。個人的ベストチューンは“Soul on Ice”で、バッキングもソロもスティーヴの真骨頂だと思う。文句なし。昔なら間違いなくお気に入りテープにチョイスしたことでしょう。#8のスウィングしたイントロ、曲の雰囲気もいいね。#10のインスト曲は荒々しいスパニッシュナンバーでこれまたカッコいい。以上、意外とバラエティに富んだアルバムでした。ジャケは一見してそれとわかるH.R.ギーガーの描き下ろし。高額デザイン料分の価値はあるよね。内容はともかくジャケ史には残るもの。