PATRICK RONDAT
PATRICK RONDAT(France/仏)
#1608 / AMPHIBIA / 1996
★★★★

デビューアルバムをリリースしたのが89年ということなのでギリ速弾きブーム期間でしょうか。巷では1stや2ndの方が評価されているようですが、出会いはこの3rdアルバムでした。B誌のレビューを参考に手を出したと思われる。インギーというよりトニー・マカパインのようなネオクラ作品という寸評でした。プログレテイストって感じのことも書いてありまして、冒頭#1~6までの組曲“Amphibia”があるからでしょうね。パート分けしているだけあり、プログレチックな盛り上がりを見せます。あと目立ったところだと“Vivaldi Tribute”という曲。お馴染み「四季」より「夏」をチョイスしました。リアルなヴィヴァルディ好きは「春」を避けるのかね(笑) もう1曲 “イクイノックスⅣ”は師匠にして本作でプロデュースも担当したジャン・ミッシェル・ジャールのカバー。ドラマーは御大トミー・アルドリッヂ(今どきなぜ「ジ」ではなく「ヂ」なのか?)。ギターの腕前は確かなんだろうけど、テクニック重視ではありません。おそらく技そのものは一線級と比べると劣っている。正確さに欠けるのかな。G3フランス代表準々決勝で敗退くらいのレベルでしょうか(笑) 抒情フレーズがウリだとしてもちと弱い。その後オランダのELEGYに加入したってとこまでは把握しておりますが、その後のことは知りません。