OFFSPRING
THE OFFSPRING(US/米)
#507 / AMERICANA / 1998
★★★★
最も売れているメロコアバンドでしょうか。例に漏れずBAD RELIGIONのエピタフ・レーベル出身ですが、今作は自分たちが設立したレーベルからリリースした大ヒット5thアルバムです。全世界で1000万枚を売り上げたそうだよ。代表曲“Pretty Fly”収録アルバムです。どうやらメタルばかりだと疲れる歳になったようで、時折こういうタイプの音楽も挟んでいかないとキツくなったと感じる今日この頃です。メロコアに関してはほぼ興味の対象外でしたが、BAD RELIGIONと出会ったのをきっかけに少しずつ聴いてみる気になり、有名どころに1枚ずつ手を出しているところでこいつに遭遇したという経緯です。大部分はこんなものかってなかんじでしたが、今作は別で結構なお気に入りになっております。メタルじゃないって事だけは確かだから、その手のリスナーには敬遠されるのは当然なんだけども、同系統のバンドの中ではピカイチだと思ったのでお勧め致します。売れてる理由がわかるかもよ。メロコアデビューはぜひ今作で。
#2081 / CONSPIRACY OF ONE / 2000
★★★★
「AMERICANA」に続く6thアルバムです。前作ほどではないにしろ今作も500万枚を売り上げてプラチナム獲得。全米9位。最後のヒット作という立ち位置か。ちなみにインディーズ時代の3rd「SMASH」が全米4位で世界セールス1400万枚(インディーズのアルバムの売り上げとしては歴代1位)、メジャーデビュー後の5th「AMERICANA」が全米2位で1000万枚という売り上げでした。その勢いがまだ衰えていないことを証明したアルバムです。ジャケもシンプルでカッコいいですな。。前作同様、オープニングはお約束のファストチューン”Intro~Come out Swinging”を配置、その後も持ち味のメロコアを中心に据え、#3”Original Prankster”や#7”Living in Chaos”みたいな遊び心のある楽曲を挟んでくるスタイルです。で#9”One Fine Day”とか決めるところはビシッと決める構成はさすが。ファンが望むものと合致した、余裕すら感じられる作品です。日本盤ボートラ収録の”The Kid’s Aren’t Alright”はライブVer.なんだけど、スタジオ録音と変わりないクオリティ。テクノロジーの進歩に驚くと同時に、ライブ音源の意味は?とも思ってしまう。映像作品ならいいけれど。